『「陸王」で再び脚光! 行田市の「足袋とくらしの博物館」が人気に!』
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2018年2月5日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『「陸王」で再び脚光! 行田市の「足袋とくらしの博物館」が人気に!』
去年、池井戸潤さんの小説「陸王」がテレビドラマ化され、
ヒットしたのは記憶に新しいところかと思います。
ご存知ない方のために「陸王」というのは、埼玉県行田市にある老舗の
足袋製造業者が、困難に立ち向かいながらランニングシューズの開発に
挑む姿を描いた作品となっています。
そして、その舞台となった行田市にある「足袋とくらしの博物館」が今、
ドラマの影響などにより再び脚光を浴びており、多くの人で賑わっている
そうです。
ちなみに、行田市で足袋の生産が始まったのは江戸時代のこと。
藩主が生産を奨めたことから盛んになったと伝えられ、当時から「名産品」
として、旅行ガイドブックにも紹介されているのだとか。
その後、時代が変わり、明治時代になると海外からミシンが輸入され、
生産量が増加。ピーク時は年間8400万足、国内シェアの約8割を占める
「足袋の街」として知られるようになりました。
そして、戦後になると和装から洋装に変わっていったため、足袋の生産は
衰退していきましたが、現在はドラマ「陸王」のヒットで再び注目を集め、
注文に対して生産が追いつかないほどの人気ぶりとのこと。
同じく、ドラマの影響で人気スポットとなっているのが「足袋とくらしの
博物館」。こちらは、大正時代に建築された実際の足袋工場をそのまま
使った博物館で、原作者の池井戸先生も執筆前に訪れて取材をされていた
のだとか。
ちなみに、「陸王」で描かれていた"足袋の技術をランニングシューズに
生かす"という発想は、池井戸先生によるオリジナルですが、競走用に
あつらえた足袋そのものは、以前から生産されていたそうです。
なお、こちらの「足袋とくらしの博物館」では、全盛期の行田の足袋工場の
様子を再現した館内で、足袋づくりの実演見学や、「My足袋づくり体験」
などを楽しむことができます(「My足袋づくり体験」は予約制です)。
「足袋とくらしの博物館」へは、秩父鉄道・行田市駅から歩いて5分ほど。
開館は土曜・日曜の朝10時から午後3時まで。入館料は200円(小学生は100円)。
詳しくは、「足袋とくらしの博物館」で検索してみてください。
また、来週12日(月曜日)までは、博物館の隣にある商工センターにおいて、
ドラマで使用された小道具の展覧会も開催されているので、ぜひ、こちらも
あわせてご覧になってみてください。