『日本唯一の広告専門博物館がリニューアルオープン!』
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2017年12月18日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『日本唯一の広告専門博物館がリニューアルオープン!』
江戸時代から現在までの広告を展示する、日本で唯一の広告を専門とする
博物館「アドミュージアム東京」が、開館15周年を迎えたのを機に、全面
リニューアルを行い、今月1日に再オープンしました。
こちらの「アドミュージアム東京」は常設展示、企画展示、ライブラリー
の三つで構成されており、今回のリニューアルにより、デジタル技術を
さまざまな場で活用し、来館者がインタラクティブに作品や資料を検索
できるようになったそうです。
まず常設展示室には、「ニッポン広告史」、CM視聴ブース「4つのきもち」、
「コレクションテーブル」の三つのコーナーがあり、さまざまな広告資料・
作品に触れることができます。
「ニッポン広告史」のコーナーでは、江戸期から現代まで6つの時代で
各時代を象徴する広告と関連資料を紹介。チラシの原点ともいえる江戸
期の引札をはじめ、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、AI(人工知能)など
テクノロジーが生み出す新しい広告まで、古今東西のアーカイブを豊富
に取りそろえています。
視聴ブース「4つのきもち」は、「Yeah!(元気がでる)」「Love(心
あたたまる)」「Hmmm...(考えさせられる)」「Wow!(びっくりする)」
という、4つの感情に分類し、見る人の気持ちを動かしてきたCMなどを紹介。
視聴ブースのデザインも4つの気持ちをイメージして開発されたのだとか。
「コレクションテーブル」では、収蔵する広告作品をデジタルとアナログで
紹介しており、デジタルコレクションでは、現在約2000点の作品が閲覧可能。
広告作品を選ぶとその作品に加え、シリーズ作品も見ることができます。
各作品にキーワードが設定されており、例えば、車というキーワードを選ぶと
車の広告を一堂に閲覧することができるのだとか。
ちなみに、こちらの常設展示室では、我らが東京ガスさんに関するCMも数多く
所蔵しており、例えば昭和38年(1963年)に放送されたガス冷蔵庫のCM「スー
ダラ節・植木等」や、平成26年(2014年)年に放送され、第68回広告電通賞、
第54回JAA広告賞-消費者が選んだ広告コンクール-などを受賞した企業CM
「家族の絆 母とは」といった、懐かしいモノから印象深いモノまで、
さまざまな東京ガスさんのCMも閲覧できます。
また、普段広告に携わる人以外では見ることがなかなかできないCMコンテ
なども展示されているほか、「ライブラリー」には約2万8000点の広告・
マーケティングに関する図書資料をはじめ、50年分の広告研究論文も収蔵
しているとのこと。
さらに、独自の視点でコミュニケーションの可能性を紹介する企画展も
開催していくそうで、現在はオープニング企画展として「『思いつく』を
考える展」を開催中。話題のヒット作、便利な商品など優れたアイデアを
「思いつく」の裏側にある思考回路を当該商品などと共に提示しています。
こちらの「アドミュージアム東京」は、JR新橋駅から徒歩5分ほど、
「カレッタ汐留」の中にあります。午前11時から午後6時まで開館。
入場は無料。なお、日曜・月曜は休館。
詳しくは、「アドミュージアム東京」で検索してみてください。