『もうまずくない! ケールが再び注目を集める!』(前編)
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2017年12月07日(木) デイリー「ホッと」トピックス
『もうまずくない! ケールが再び注目を集める!』(前編)
リスナーの皆さんは「ケール」と聞くと、どんなイメージを持たれていますか?
一般的に、「苦い」とか「青臭い」などといったイメージがあるケールですが、
実は今、美容や健康にいい「スーパーフード」として注目を集めているそうです。
ちなみに、ケールはアブラナ科の野菜で、キャベツやブロッコリーの原種とも
されているそうで、βカロテンはトマトの約5倍、食物繊維はセロリの約2・5倍と、
栄養価が高いのが特長。さらに、パソコンなどによる目の疲れを軽減する作用が
あるルテインも豊富に含まれるのだとか。
また、気候の変動に強く、1年を通じて栽培できる特性もあります。
5ヘクタールある敷地の大部分で数種類のケールを栽培しているという、
千葉県佐倉市の「在来農場」では最近、出荷量が伸びているのだとか。
1週間あたりの出荷量は、栽培を始めた4年前には30キロほどだったのが、
今では約400キロに増加。今年は新たに2万株以上のケールを植えたそう。
農場長の寺尾卓也さん(30)によりますと、「生育が悪くて植えずに隅に
置いたままにしていた株でも、どんどん成長する。ケールの生命力の強さ
には驚かされる」とのこと。
寒くなるこれからの時期は、味が濃厚になって甘みが強くなるという
ケール。そんなケールを積極的に提供するレストランもあります。
大人の顔よりも大きい濃い緑色の肉厚の葉。これを千切りにして
ドレッシングであえた「ケールサラダ」を提供するのは、東京都・
渋谷区にあるレストラン『STAND BY FARM 松濤』。
こちらでは、サラダ以外にもケールを使ったメニューを多く提供し、
話題となっており、例えば茎を豚肉で巻いたソテー、葉を刻んで山芋と
合わせたお好み焼きなどがあるそうです。また、料理だけではなく、
お酒やジュースなどにもケールを加えているのだとか。
こちらのお店を運営する『ALL FARM』の古森啓介社長(30)は数年前、
アメリカなど海外でケールが栄養価の高い「スーパーフード」として
親しまれていることを知ったそうで、そこで自社農園でケールを栽培し、
さまざまなメニューを考案。お店で出すと、人気に火がついたという。
古森さんによりますと、「『まずい』というイメージばかりが先行して
いる。でも、本当は甘みがしっかりあり、加熱しても生でもおいしく
食べられる野菜なんです」とのこと。この冬には、ケールを鍋の具材に
使う新メニューも出す予定なのだとか。
あすは、ケールを日本に広めた立役者と言っても過言ではない、
あの会社の新たな取り組みをご紹介します。お楽しみに!