『視覚障がい者と健常者が一緒に楽しめるボードゲームが誕生!』
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2017年10月30日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『視覚障がい者と健常者が一緒に楽しめるボードゲームが誕生!』
目の見える人も見えない人も一緒に対戦を楽しんでもらおうと、
東京都奥多摩町の装飾工芸家・山本光夫さん(58)が新たな
ボードゲームを開発し、話題となっています。
駒の種類や盤面の状況が、手で触っただけで簡単に分かるよう工夫
したというこちらのボードゲーム。「目が手になっている」という
意味を込めて、商品名を「目我天(めがて)」と名付けたのだとか。
開発した山本さんいわく「障がいの有無に関係なく、対等に勝負
できるものができた」という自信作だそうです。
山本さんは本業のタイル装飾の仕事のかたわら、ボードゲーム創作を
20年以上続けているそうで、今回は「視覚障がいがあっても楽しむ
ためにはどうしたらいいか」というゲーム仲間の一言をきっかけに
製作することになったのだとか。
≪ゲームの概要≫
【プレー人数】 2人~6人でプレー可能
【ボード】 4×4マスのボード
【駒】 平面駒、穴開き駒、その2つを合わせたリバーシブル駒の
3種類がそれぞれ8個。駒に敵味方の区別はない。
【ゲームの進め方】
・プレーヤーは順番にボードに1駒ずつ配置する(どの駒を使ってもOK)。
2つを合わせたリバーシブルの駒は上にする面を好きに決められる。
・全ての駒は空きスペースに配置することができるほか、
1段の高さの駒の上に積み重ねて配置することもできる。
・2段の高さ以上の駒の上には、どの駒も配置することができない。
したがって3段の高さを作るためには、1段の駒の上にリバーシブル駒を
置く方法しかない。
【勝利の条件(3パターン)】
1:駒の種類に関係なく、縦横斜めに1段2段3段の階段状に並べれば勝ち。
2:駒の種類に関係なく、縦横斜めに同じ高さで4目並べれば勝ち。
3:駒の高さに関係なく、縦横斜めに表面が同じ種類の駒で4個並べれば勝ち。
【3人以上でプレーした時の勝利の条件】
プレーヤーの数と同じゲーム数を行い、それを1マッチとする。
全員が順番に先手を行って終了となる。
1ゲームごとに勝者は5ポイント獲得。
敗者(勝者の直前にプレーを行ったプレーヤー)は0ポイント。
その他のプレーヤーは3ポイント獲得。
終了時点で最も多くの得点を獲得したプレーヤーが勝ちとなる。
現在、1セット5800円(税・送料別)で発売中。
『目我天(めがて)』で検索してみてください。
また、11月7日~13日まで、東京渋谷で開催される『超福祉展
(超福祉の日常を体験しよう展)』において、『目我天』を
体験することができるそうです。
なお、7日と10日は開発者である山本さんが会場を訪れ、
詳しい遊び方などをレクチャーしてくれる予定。
ぜひ、こちらにもお出かけください。