『銀座のミツバチ大活躍!過去最高となる1・6トンのハチミツを収穫!!』
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2017年10月18日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『銀座のミツバチ大活躍!過去最高となる1・6トンのハチミツを収穫!!』
銀座のビルの屋上で養蜂を行うプロジェクトが今年で12年目を迎え、
過去最高となるおよそ1・6トンのハチミツが収穫されたそうです。
今年はミツバチの活動が盛んになる5~6月に雨が少なく、日比谷公園
など周辺の緑地から多くの蜜が運ばれてきたためだということです。
収穫したハチミツを使ったスイーツなども好評で、プロジェクトの
スタッフらは「大都会に息づく自然」の力に手応えを感じているとのこと。
銀座で働く人たちが集まり、養蜂に挑戦する「銀座ミツバチプロジェクト」が
始まったのは2006年のこと。今は銀座の3か所のビルの屋上にある養蜂場で、
それぞれ最大20万~30万匹のセイヨウミツバチを飼っています。
ハチミツの収穫量は、2006年の150キロからスタートし、2010年には
800キロを超え、2013年には1トンを超えるほどに!
ミツバチの活動は多くの花が咲く5~6月に最も盛んとなる。
例年ならこの時期は梅雨で雨も多いが、今年は雨が少なく、
収穫量は過去最高の1647キロに上ったといいます。
プロジェクトの担当者によると、「今年はミツバチの入手が難しく、
シーズン初めはどうなるかと思ったが、よく働いてくれた」とのこと。
ちなみに、ミツバチは4kmほど飛べるといい、皇居や日比谷公園、
浜離宮恩賜庭園の花々のほか、ユリノキなどの街路樹の花も好物だそうです。
また、収穫したハチミツを使った商品開発も銀座のさまざまな店で進んでおり、
先月26日まで特別メニューを提供していた銀座の商業施設
「マロニエゲート銀座」の広報担当者は「今年のハチミツは驚くほど甘くて
味に深みがあり、さまざまなお菓子や料理に応用できた」と語っています。
このような都会の小さなスペースを活用し、コツコツとハチミツ作りを続ける
都市養蜂が、各地で広がっています。
目黒区の自由が丘商店街では、2009年から養蜂プロジェクトをスタート。
駅近くのビルの屋上で飼育しており、今年の収穫は過去最高の120キロを
上回る見通しとのこと。
洋菓子メーカー「コロンバン」でも、2010年から渋谷区の原宿本店の屋上で
養蜂を実施。こちらのお店の喫茶スペースでは、収穫したハチミツをかけた
ホットケーキなどが楽しめます。
江東区では、2015年度から区が庁舎屋上で養蜂を行っており、
今年4月からは区職員や住民らでつくるNPO法人が主体となっています。
ぜひ一度、都会で作られたハチミツを味わってみてはいかがでしょうか?