『漱石の書斎がよみがえる! 記念館が新宿にオープン』
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2017年10月9日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『漱石の書斎がよみがえる! 記念館が新宿にオープン』
文豪・夏目漱石が晩年に暮らした新宿区早稲田南町の住居「漱石山房」の
跡地に、区立「漱石山房記念館」がオープンし、早くも文学ファンなどが
訪れ、賑わっているそうです。
漱石は1916年に亡くなるまでの9年間を新宿区で過ごし、戦後、跡地には
区営住宅が建っていましたが、老朽化とともに区が住宅を移設。
その跡地に記念館を整備しました。ちなみに、夏目漱石に関する本格的な
記念館は、全国初とのこと。
忠実に再現された書斎や、初版本など新宿区所蔵のおよそ130点のほか、
全国から寄贈された書簡や関連資料なども展示しています。
建物に入ると、身長159センチほどだったという、漱石の等身大の写真が
お出迎え。生涯の歩みや家族、ペットなどについてまとめた無料公開の
パネル展示を過ぎ、忠実に再現されたという書斎へ。写真と証言を基に
文机や本棚、じゅうたんなどを複製して配置してある他、漱石が部屋着
として羽織ったとされる長じゅばんや、代表作「吾輩は猫である」の
モデルだった猫の死を知らせるはがき「猫の死亡通知」などを展示して
いるスペースもあるそうです。
そして、階段を上った2階の廊下には「草枕」や「吾輩は猫である」など、
作品や書簡から抜き出した漱石の言葉を記したパネルが並んでおり、
「立ち止まって、一つ一つじっくり読んでもらいたい」とのことです。
また、ケーキや和菓子が食べられるカフェも併設されているので、
かつて漱石が暮らした場所で、漱石の作品を読みながらティータイム
なんてことも可能なのだとか。
開館時間は午前10時~午後6時まで。
月曜日が休館日(ただし、月曜日が休日の場合は、直後の休日でない日)
観覧料は一般300円、小・中学生100円
最寄駅は東京メトロ東西線・早稲田駅(徒歩約10分)