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デイリー「ホッと」トピックス

『これでママも気兼ねなくお出かけできる! 移動授乳室を開発』

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2017年10月2日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『これでママも気兼ねなくお出かけできる! 移動授乳室を開発』


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子育て経験のあるお母さんたちであれば、外出先で赤ちゃんに授乳する
場所が見つからず、苦労された経験があるのではないでしょうか?
そんな中、簡単に組み立てたり、移動させたりできる授乳室が開発され、
注目を集めているそうです。


開発したのは横浜市のベンチャー企業「Trim」(トリム)。
社長の長谷川裕介さんによりますと「国や自治体は『子育てしやすい社会に』
と言いながら、授乳室が少なすぎる」との思いで開発されたのだとか。


「mamaro」(ママロ)と名付けられた角が丸い箱型の授乳室。
幅1・8メートル、高さ2メートル、奥行き0・9メートル。
内部に長いすが二つあり、つなげるとおむつ交換も簡単にできる
くらいの大きさに。


また、震度7でも壊れない設計で、上部はスリット状にして消火設備の水が
入るようにし、安全性にも配慮。6つのパーツに分解することが可能で、
車輪付きで移動もできるため、災害時の避難所での利用も想定している
そうです。


実証実験として今年の7月、授乳室がない横浜市のショッピングセンターに
設置したところ、1カ月で800回を超える利用があり、利用された方からは、
「買い物以外の用事も済ませられた」「焦って買い物しなくていい」などの
意見が寄せられたという。ショッピングセンターを運営する会社の広報は
「予想以上の反響。沿線で展開するなど、正式導入を検討したい」と、
話しているそうです。


ちなみに、「Trim」の長谷川社長は、ベンチャー企業を創業した目的を
「母親への恩返しなんです」と明かす。広告会社に勤務していた28歳の時、
母をがんで亡くした。「自身が宣伝していた商品に、発がん性がある物は
なかったか」と仕事を見つめ直し、「自分の母親にはもう恩返しできない。
代わりに全国の母親に恩返ししよう」と考えたのだとか。
その後、広告会社を退職し、医療系のベンチャー企業を経て2015年、
出身地の横浜で起業。最初に手掛けたサービスは、各地にある授乳室と
おむつ替えのできる場所を投稿してもらい、地図上にまとめるアプリ
「ベビーマップ」(ベビ★マ)。このアプリが20万ダウンロードを達成
して投稿が頭打ちになってきた頃、「授乳室は全国に2万カ所しかない」
ことが分かり、「だったら自分たちで授乳室を増やすべきだと思った」と
語る長谷川さん。「母親が気兼ねなく外出できる世の中をつくりたい」と
意気込んでいます。


移動型授乳室「mamaro」(ママロ)に興味を持たれた方は、
「トリム 横浜」で検索してみてください。


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