南極観測隊隊長・本吉洋一さん
2017年10月20日(金) 極シアター
きょうの『極シアター』には、去年、日本を出発して、今年3月に帰国というスケジュールの第58次南極観測隊隊長を務められた、国立極地研究所・広報室長の本吉洋一をお迎えして、まだまだ知られざる南極について、たっぷり語っていただきました。
★☆★☆★本編は
第58次隊では、氷状と天候に恵まれて、夏期間の観測や設営活動がほぼ予定通りに進んだそうで、海の氷が緩んだお陰で、ペンギンにとっても子育てが順調でヒナの生育が例年になくよかったとのこと。また、通常厚い氷が張りつめている昭和基地沖合から最奥部にかけて「しらせ」が運航できたため、これまでほとんど手つかずだった海域のデータを取る事ができたとのことで、まだまだ知られざる世界・南極の奥は深そうです。
■南極・北極の情報は・・・
国立極地研究所
http://www.nipr.ac.jp/
南極・北極科学館
http://www.nipr.ac.jp/science-museum/
<本吉洋一さんプロフィール>
1954年、千葉県のお生まれです。
1986年、北海道大学大学院・理学研究科博士課程を修了され、1987年、オーストラリア・ニューサウスウエールズ大学研究員を皮切りに、国立極地研究所助手、助教授、教授を経て、国立極地研究所副所長を務められ、去年より広報室長になられました。
これまで1981年からこれまでに日本の観測隊として8回、オーストラリア隊に1回など合計11回、南極観測に参加。そのうち2回は、およそ1年を南極で過ごす越冬隊員として参加され、2000年、2009年、2016年には、観測隊長を務められています。
地質学、岩石学などの研究を行う南極のエキスパートの本吉洋一さんです。