『今、「スズメ本」が熱い!』
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2017年9月20日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『今、「スズメ本」が熱い!』
まず、特に人気なのはスズメの写真集。
写真家・中野さとるさんの『にっぽんスズメ歳時記』は、スズメが活躍する漫画
『きょうのスー』シリーズの作者・マツダユカさんによる描き下ろし作品も収録
され、人気に。続刊も出るほど!
北海道の写真家・熊谷勝さんによる『すずめ日誌』は、厳しい冬の雪原で元気に
生き抜く、けなげな姿が印象的。熊谷さんの観察によると、北海道内で生まれた
群れの一部は本州へ渡るのだとか。ずっと同じ場所で暮らす「留鳥」と思われて
いるスズメの意外な生態も伝えている一冊となっています。
絵本では、ロシアの詩人・マルシャークの詩を、絵本作家・たしろちさとさんが
翻案した『すずめくん どこで ごはん たべるの?』などが人気。
動物園に来た「すずめくん」が豪華なご飯を楽しむ。
カバ舎でおイモ、ライオンのおりでお肉。
しかし、調子に乗っていると大変なことに!?
飼育された動物のそばで、ノビノビ生きるスズメの姿を描いています。
本格的にスズメの生態を学ぶのであれば、熊本県の野鳥研究家・大田眞也さんが、
生息の状況や人間との関わりなどについてまとめた一冊『スズメはなぜ人里が
好きなのか』などがあります。
大田さんによると、環境の変化や都市化の影響などにより、近年スズメの数が
急激に減っており、1960年代と比べて、なんと10分の1ほどになっている
のだとか。
街でスズメを見かける機会が減っている今、お子さんやお孫さんたちに
「スズメ本」をプレゼントされてみてはいかがでしょうか?