『期間限定! あの偉人たちも食べたカレーライスを味わえる!?』(前編)
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2017年9月14日(木) デイリー「ホッと」トピックス
『期間限定! あの偉人たちも食べたカレーライスを味わえる!?』(前編)
リスナーの皆さんは「明治記念館」に行かれたことはありますか?
実は今、明治記念館で"スゴイ特別展"が開催されているんです!
ちなみに、明治記念館は明治神宮の結婚式場として昭和22年に開館し、
今年で70周年を迎えます。その本館、通称「憲法記念館」は、かつて
明治14年(1881)10月に赤坂仮皇居に建設され、明治天皇が使用した
「御会食所」の貴重な遺構。我が国最初の「天皇のダイニングホール」
であり、諸外国の賓客を招いての宮中晩餐会が初めて開かれた場所
としても知られています。
そんな明治記念館では今、開館70周年を記念した特別展『明治宮廷の
ダイニングホール~よみがえる近代の饗宴~』が開催中です。
この展覧会は、明治天皇と昭憲皇太后による宮廷外交の舞台となった、
"赤坂仮皇居御会食所とその時代"を振り返るもので、ドラマの主人公
としても描かれた「天皇の料理番」秋山徳蔵氏の貴重なメニューコレク
ションから、明治の宮中晩餐メニューカード、明治天皇と昭憲皇太后が
お召し上がりになった饗宴料理(明治20年5月13日の宮中晩さん会)の
レプリカが再現されています。
また、宮中晩餐の引出物として作られた雅びな工芸品「ボンボニエール」
など、現存が少ない明治時代の貴重な品々が展示されている、希少かつ
本格的な展覧会となっています。
そんな貴重な展示物を拝見した後、案内されたのが「金鶏の間」。
こちらは、明治憲法の草案審議の御前会議に当てられた由緒ある会場で、
縁起が良いとされる金鶏が、美しい牡丹の花と共に壁一面に描かれている
のが特徴。ちなみに、今の金鶏は明治14年当時の原画を国内有数の壁画師が、
一羽一羽模写し、壁として再現されたものだそうです。
(本来、金鶏の尾は6本ですが、たった一羽だけ5本なのだとか!)
現在は、美しい庭園を眺めながら、食事やお茶が楽しめるラウンジと
なっている「金鶏の間」では、今回の特別展『明治宮廷のダイニング
ホール~よみがえる近代の饗宴~』の開催を記念して、明治天皇や
初代内閣総理大臣・伊藤博文が食べたとされる「鴨肉のカレーライス」
と、今も宮中晩さん会で振る舞われている「富士山(ふじやま)アイス」
を期間限定で提供しているということで、小尾アナが実際に頂きました。
その模様は明日お届けします。お楽しみに!