『カレー界の大型ルーキー!? 北本トマトカレーが人気に!』
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2017年9月11日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『カレー界の大型ルーキー!? 北本トマトカレーが人気に!』
リスナーの皆さんは、カレーにトマトを入れたことはありますか?
実は今、埼玉県北本市のご当地グルメとして、トマトをたっぷり入れた
「北本トマトカレー」が考案され、人気が高まっているそうです。
ちなみに、北本市は日本でトマトが珍しかった1925年に栽培を始め、
全国に知れ渡る産地だったらしく、そんな輝かしい歴史をPRする
ため誕生したのが「北本トマトカレー」なのだとか。
トマト入りルーはもちろん、ライスもトマトの赤で染め、
トッピングにもトマトを使うという3つの条件が必須で、
現在は市内の13店舗が多彩なアレンジで提供しています。
北本市のトマトは、旧石戸村で輸出用の種子を取るため試験栽培
されたのが始まりとされます。その後「石戸トマト」を加工した
「トマトクリーム」が東京の上野精養軒などの一流店に評価され、
全国ブランドになったものの、戦争の影響もあり加工工場は閉鎖、
栽培も途絶えたそうです。 戦後、トマトはハウス栽培で復活し、
現在は約10軒の農家がトマトを生産しています。
トマトカレーは生産農家の一人で「北本トマトカレーの会」副会長の
加藤さんが発案。子どもの時から家庭で食べていた、余ったトマトを
ルーに入れたカレーを基に改良や工夫を加えた結果、市や市商工会が
主催した2011年のトマトレシピコンテスト、同じ年の「第9回埼玉B級
ご当地グルメ王決定戦」で優勝。そして、全国のご当地カレーが集う
2014年の「よこすかカレーフェスティバル」、去年の「土浦カレー
フェスティバル」も制し、カレー通も認める実績を重ねてきました。
その味はレトルト商品で再現され、市観光協会などで販売中です。
一方、トマトカレーの提供店舗は、そばやうどん、ラーメン、
インドカレー、イタリアン、カフェと多岐に渡っていますが、
このように一過性でなく通常メニューになっているのは、
先述の3つの条件以外は、店の個性を生かした味にして
もらったからなのだとか。
北本市を訪れた際には、ぜひ一度「北本トマトカレー」を
味わってみてはいかがでしょうか?