『"寺島ナスで、おもてナス!"墨田区で江戸野菜復活プロジェクトが進行中!』
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2017年8月15日(火) デイリー「ホッと」トピックス
『"寺島ナスで、おもてナス!"墨田区で江戸野菜復活プロジェクトが進行中!』
前回の東京オリンピック直後まで、墨田区・東向島のあたりに、
「寺島」という地名がありました。
寺島は江戸の町に新鮮な野菜を供給する近郊農村として栄えていた地域で、
隅田川上流から運ばれてくる肥沃な土壌がナスの生産に適していたそうです。
いつしか「寺島ナス」と呼ばれ、盛んに生産されるようになったが、
関東大震災以降は宅地化が進み、いつのまにか幻のナスとして忘れ去られようと
していました。
そんな中、寺島ナスの種子が茨城県つくば市にある「農業生物資源研究所」に
保存されていたことがわかり、その後、2009年に地元の第一寺島小学校が
創立130周年記念事業として栽培に成功したことで脚光を浴びました。
ちなみに、寺島ナスは小ぶりで丸く、生で食べるとフルーティーな香りがする
のが特徴。
地域住民の間では東京オリンピック・パラリンピックが開かれる
2020年までに地場野菜が食べられる料理店を増やし、
「寺島ナスで、おもてナス!」を目標に計画が進行中。
最近では、東向島の町おこしの一環としても活躍しており、商店街や神社の
境内でも寺島ナスが栽培されているんだとか。
また、寺島ナスを使ったパンや おはぎ、寺島ナスの形をモチーフにしたお守り、
Tシャツなども作られています。
時期的にもナスの美味しい季節ですので、街で寺島ナスを見かける機会が
ありましたら、ぜひ一度、味わってみてはいかがでしょうか♪