『「おしゃべりOKの日」を設ける美術館が増えています!』
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2017年8月2日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『「おしゃべりOKの日」を設ける美術館が増えています!』
一般的に、静かに鑑賞するのがマナーとされる美術館。
とはいえ、あまり神経質になるのも考えものと、
あえて「話してOK」の日を設ける施設が増えているそうです!
例えば、東京都の町田市立国際版画美術館では、毎週水曜と土曜を「話しても
OK」の「トークフリーデー」にしています。ある子ども連れの夫婦は、この日を
目指して来たという。父親は「幼いときから本物のアートに触れさせたいが、
先日も別の美術館で子供が泣いて外に出ざるをえなかった。仕方がないとは思う
が、子ども連れでも気兼ねせず楽しめる日があるのはありがたい」と話しています。
日本の美術館は非常に静かで、声を出すのがはばかられる雰囲気の所が多い。
そこで町田市立国際版画美術館は、もっと会話しながら自由に作品を鑑賞して
ほしいと、数年前からトークフリーデーを始めた。かといって、こうした日に
館内が騒がしくなるわけではない。町田市立国際版画美術館によると、
「美術館では静かに鑑賞するという習慣が定着している」とのこと。
「本当はもっと感想を言い合い、子ども連れの方にも遠慮なく見に来てほしい」
とも話しています。
同じように今年6月から「フリートークデー」を導入したのが、渋谷区にある
『戸栗美術館』。通常は月曜日が休館日だが、毎月第4月曜日に限り、開館して
会話を楽しめるようにしました。
また、8月6日に初めて「会話を楽しむ日」を設けるのが、『神奈川県立近代
美術館 葉山』。もともと神奈川県では毎月第1日曜日を「ファミリー・コミュニ
ケーションの日」とし、県の美術館や博物館などで子ども連れのファミリー客に
入場料の割引などの優待をしてきた。そんな中、「マナーは大事だが、周囲を
気にしすぎて美術館を楽しめないのでは本末転倒」ということで、自由に会話
できる日を試験的に設けた。今後は来館者へのアンケートを参考に、継続するか
検討しているそうです。
こういった取り組みが広まっていき、子育て世代の皆さんも気軽に美術館や
博物館を楽しめるようになるといいですね♪