『ひとり指人形の公演を続けて16年! 地元の映画監督が遂に映像化!』
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2017年8月28日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『ひとり指人形の公演を続けて16年! 地元の映画監督が遂に映像化!』
指人形劇をたった一人で16年も続けてきた方がおり、先日、
その記録を残すためのDVDが作成され話題となっているそうです。
そのお店は、台東区谷中の商店街の一角にある「指人形笑吉工房」。
ご主人の露木光明さんが、自分で作った手作りの指人形を使い、
ひとりで人形劇を公演し続けて16年。今では、評判を聞いた観光客や
外国人が連日押し寄せています。
店内にはエルビス・プレスリーや歴代の総理大臣ら、誰でも知っている
顔の指人形が並んでいますが、石粉粘土にアクリル絵の具で色をつけた頭、
体、古布や毛糸の衣服など、すべて露木さんの手作りなのだとか。
お客さんが3人以上集まれば始まるという1日7回の定時公演(500円)。
音楽に乗って人形が演じるのは、懐かしい身近な生活の一コマなどで、
露木さんがショートコントに仕立てたもの。
泥酔したお年寄りが友人にお酒をせびる「酔っ払い」
2人が笑いこける「笑い上戸」
子どもをおぶったお年寄りがうまく吹けない「シャボン玉」......など、
せりふや説明はつかないが、外国人からもクスッと笑い声が漏れるのだとか。
谷中育ちの露木さんが人形作りを始めたのは、50代になってからのこと。
若いころ油彩を学び、縫製会社に勤めるかたわら近所の子に工作や絵画を
教えてきた中で、たまたま手本用に作ったのがスキンヘッドのおじいさんの
指人形だった。「できた人形を見て、自分がやりたかったことはこれだった
のではないかと、初めて思ったんです」という露木さん。
以来、制作に没頭するようになったそうです。
そんな露木さんに魅せられ、東日暮里に住む映画監督の松村さんが活動の
一部始終を撮影し、DVDを自費で製作。現在、1枚1300円で販売中です。
こちらの「指人形笑吉工房」は千代田線千駄木駅から徒歩2分ほど。
営業時間は午前10時~午後6時。月・火曜休館。
ぜひ、一度訪れてみてはいかがでしょうか?