『日本初! 「クギのない海の家」が江の島にオープン!』
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2017年7月3日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『日本初! 「クギのない海の家」が江の島にオープン!』
まもなくやってくる夏本番。
今年も多くの方が、海に遊びに行かれるのではないでしょうか?
そんな中、次の世代にキレイな海を引き継ぐことを目的として活動
するNPO法人「海さくら」が中心となり、子どもたちが裸足で走り
回ることができる砂浜にすることを目指した、日本で初めてとなる
「釘のない海の家」が、江の島・片瀬東浜海岸にオープンしました。
2010年に「かながわ海岸美化財団」により実施された「海岸における
釘の散乱状況調査」において、片瀬東浜を含む湘南の5つの海岸で
1日に回収した釘が約19,000本にのぼるなど、かねてより海の家で使用
する釘の危険性が指摘されていました。 そんな中、危険物を海岸に
放置しないでほしいという願いを込め、今回「釘のない海の家」を
建築することになったそうです。
取り組みの流れとしては、まずNPO法人「海さくら」の古沢理事長が
知人の施工会社に「クギを使わない海の家はできないか」と相談。
すると、東日本大震災の被災地復興のために、合板から切り出した
部材で素早く建物を構築できるシステムを開発した、慶応大大学院の
小林博人教授を紹介され、設計とデザインを依頼して今回の実現に
こぎつけたのだとか。
こちらの「釘のない海の家」は、三つの小屋をアーチ状の屋根と
天幕で覆った構造で、高さ4・5メートル、奥行きは10・5メートル。
間伐材を原料とする合板を建材に使用し、基礎の連結部分はボルトで
固定しますが、小屋から屋根の梁までクギを一本も使わず、ハンマー
だけで組み立てることができ、また、テントのように解体・施工を
繰り返すことができるのが特徴だということです。
設置は8月31日までの期間限定で、期間中は救護所やライフセーバー
たちの事務所として活用するとのこと。
こういった取り組みが全国に広がり、どこの砂浜も安心して裸足で
走り回れるようになるといいですね!