『「持続可能」認証食材レストランがオープン!(前編)』
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2017年6月29日(木) デイリー「ホッと」トピックス
『「持続可能」認証食材レストランがオープン!(前編)』
環境や資源管理に配慮した水産物にお墨付きを与える国際組織
「海洋管理協議会(MSC)」による「海のエコラベル」の認証を
受けたシーフードを中心に提供するレストランが、先月オープン
したということで、実際にお邪魔してきました。
京王線の千歳烏山駅(世田谷区)から7~8分ほど、甲州街道に
面した場所にオープンした「BLUE」というレストラン。
全部で24席の小ぢんまりしたお店で、昼間は別のお店として営業。
お店を切り盛りするのは、オーナーの松井さんと店長の前田さんの2人。
2人とも26歳と若く、しかもイケメンなんです!
こちらで扱う魚介類は、「海洋管理協議会(MSC)」の基準で認証された
ホタテやカツオなどの天然魚と、「水産養殖管理協議会(ASC)」の基準
によるサーモンなどの養殖魚が大半を占めています。
つまり、とり過ぎたり産卵場所を壊したりせず、自然を保全しながら漁獲
するための漁業方法だと第三者が認めた食材ばかり。
ちなみに、こういった認証魚介類を中心にした個人経営のレストランは
国内初なのだとか。
オーナーの松井さんが、このようなお店を開こうと思ったのは、
幼いころから知る漁師さんから聞いた話がきっかけ。
乱獲などの影響で魚が減り、そのため小さな魚まで獲るようになり、
その影響でますます魚が減っているということを知った松井さん。
そんな中、MSCやASC認証の水産物というのがあることを知り、
それらを食材にしたお店を開きたいと考えたそうです。
そこで、MSC日本事務所に相談し、認証カニやエビ、ホタテを具材にした
サンドイッチのお店を故郷である福井県敦賀市に開いた松井さん。
しかし、取扱量が少ない個人経営店に納入する業者がなかなか見つからず、
魚の種類ごとに違う仕入れで輸送費がかさみ1年で閉店することに。
そして今回、東京でレストランに衣替えして再スタートすることに。
仕入れに関しては、大手の水産会社が様々な魚種をそろえてくれる
ことになったため、大きな課題をクリアすることができたそうです。
この後、お料理を試食させていただくのですが、
その模様は明日お届けします!
なお、こちらの「BLUE」へは、京王線・千歳烏山駅から徒歩7分~8分ほど
営業時間は午後6時~深夜0時まで。月曜日が定休日となっています。