『シングルマザー専用の下宿が、今月オープン!』
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2017年6月20日(火) デイリー「ホッと」トピックス
『シングルマザー専用の下宿が、今月オープン!』
仕事と育児で板挟みのシングルマザーに安心して働き続けてもらおうと、
女性のひとり親家庭専用の下宿が今月、世田谷区にオープンするそうです。
世田谷の閑静な住宅街に立つ下宿の名前は「マナハウス上用賀」。
二階建ての一軒家をリフォームしており、一階には食堂を兼ねる
およそ二十畳のリビングルーム、二階にはそれぞれの家族の居室があり、
同時に五つの家族まで入居できるとのこと。
なお、お風呂やキッチンは共用。
入居の対象となるのは、入居時に子どもが小学四年生以下の家族。
料金は月10万~15万円台で、賃料のほか、平日の夕食代や子どもの迎えに
かかる費用なども含んでいます。
こちらの事業を手掛ける会社「シングルキッズ」の社長である山中真奈さんは、
かつて不動産会社で働いていた時、シングルマザーが賃貸住宅への入居を
拒否される場面に遭遇したそうです。
そして、今年一月、ひとり親に育てられた成人に調査を行ったところ、
「満足な食事が得られなかった」との声や、貧しさや孤独についての回答が
目立ったこともあり、今回の下宿事業の展開を決めたそうです。
こちらでは、保育士が管理人を務め、子どもの迎えや夕食の準備を担当。
管理人となるのは、関野紅子さん(69)。
保育士歴30年という大ベテランで、母親にとっては子育ての相談相手となり、
子どもにとっては祖父母世代とつながる存在になるのだとか。
関野さんは「かつて運営していた託児所で、迎えに来た母親に『コーヒーでも
飲んでいったら』と声を掛けたら、本当にホッとしていた。話のできる関係や
時間をつくりたい」と話しています。
また、今後は子どもたちが親以外の大人と交流する機会を設けるため、
地域の高齢者にリビングを開放したりする予定もあるのだとか。
さらに将来は、近所の高齢者の家の空き室を、より安い賃料でひとり親家庭に
貸す計画もあるとのこと。
ご興味をお持ちの方は、「マナハウス上用賀」で検索してみてください♪