『遊郭や遊女の関する書籍専門の書店が話題に!』
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2017年6月19日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『遊郭や遊女の関する書籍専門の書店が話題に!』
かつて江戸一の遊郭「吉原」があった台東区千束に去年の秋、
遊郭や遊女に関する書籍を専門に扱う書店がオープンして、
話題となっているそうです。
お店の名前は「カストリ書房」。絶版になった書籍の復刻本や、
普通の書店では売られていないような文献も取り扱っており、
一般の方から研究者まで多くのお客さんが訪れているとのこと。
こちらのお店を開いた渡辺さんは一人旅が趣味で、各地を巡る中で
遊郭や歓楽街の跡地を目にし、興味を持つようになったのだとか。
そして、北海道から九州まで、かつて遊郭などがあったとされる、
約300ヶ所の地域を訪れ、地元の人たちに話を聞いてまわるなど、
遊郭について調べていく中で、かつて出版された遊郭関連の書籍
の多くが絶版となり、図書館などにも所蔵されていないことに気が
付いたという渡辺さん。
そんな中、2014年の末、そうした書籍の復刻を目的とした出版社を
起こし、ネットを中心に販売を開始。そして、販路を広げるために、
書店を構えることになったそうです。
店内には大正時代の全国の歓楽街を紹介した「歓楽郷めぐり」の
復刻本や、江戸時代の吉原を解説した「図説 吉原事典」など、
100冊以上の新書や古本が並んでおり、幅広い世代のお客さんが
訪れているとのこと。ちなみに、お客さんの6割ほどが女性で、
20~30歳代の若者も訪れるそうです。
もしかすると、本の街・神保町でも見つからなかった書籍が、
こちらの書店でなら見つかるかもしれませんね?