『学校内「鉄道博物館」がオープン!(前編)』
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2017年6月15日(木) デイリー「ホッと」トピックス
『学校内「鉄道博物館」がオープン!(前編)』
先日、学校の中に「鉄道博物館」がオープンし、話題となっているという
ことで、実際に小尾アナがお邪魔してきました。
お邪魔したのは、江東区・豊洲にある芝浦工業大学付属中学・高等学校の
校舎内にオープンした「しばうら鉄道工学ギャラリー」。
ちなみに、こちらの芝浦工大付属中学高等学校は、戦前に当時の鉄道省が
設置した東京鐡道中学の流れを組んでいることから、その歴史を大切にし、
鉄道を通して広く工業の魅力を発信する施設として、学校内の鉄道博物館
「しばうら鉄道工学ギャラリー」を開設したそうです。
まず入り口には、かつて宮城県にあった「くりはら田園鉄道」で使われて
いた、本物の改札が設置されています。そして、改札を通り中へと入って
いくと、校舎の一角という限られた空間の中に、貴重な資料が数多く展示
されています。 主な展示物としては、明治末期の優待乗車状(今で言う
株主優待みたいなモノ)をはじめ、昭和初期の切符、新幹線0系初期の行先
表示板、鉄道に関する文献などがあり、展示スペースの関係で、まだ展示
できていないモノも多いのだとか。
ちなみに、こちらの展示物は、鉄道愛好家などから寄贈されたモノが中心で、
その中には、さいたま市にある鉄道博物館の学芸員だった2008年に「くりはら
田園鉄道」保存に関する会議に参加するため訪れた宮城県で、岩手・宮城内陸
地震に遭遇し、35歳という若さでお亡くなりになった、岸由一郎さんのコレク
ションなども。家族や友人が8年がかりで、およそ5000点の資料を整理し、
「鉄道研究の発展を願う遺志を後世に」と寄贈してくれたそうです。
この後"運転体験"をさせていただくのですが、その模様は明日お届けします。
お楽しみに!
なお、こちらの「しばうら鉄道工学ギャラリー」へは、東京メトロ有楽町線・
豊洲駅から徒歩7分、「ゆりかもめ」の新豊洲駅から徒歩1分。
開館時間は原則として、火曜~土曜日の午前10時~昼12時半、午後1時半~
午後4時。入場は無料となっております。