『千駄木の「あめ細工専門店」が人気に!』
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2017年6月5日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『千駄木の「あめ細工専門店」が人気に!』
日本の伝統文化のひとつでもある「あめ細工」。
その「あめ細工」の専門店が今、人気となっているそうです。
お店の名前は、文京区・千駄木にある『あめ細工 吉原(よしはら)』。
店長で、あめ細工師でもある吉原孝洋さんが2008年に開業。
吉原さんによりますと、常設のあめ細工専門店は「日本で初めて」
とのことです。
ちなみに、吉原さんは元料理人。修業でイタリアを旅していた時、
イタリア人から日本の文化や歴史について深く質問されることが
続いた経験があり、やがて吉原さんは「これだけ海外の人が日本に
興味を持っている。自分から日本文化を発信できる物は何かないか」
と考え始めたそうです。
そんな時、「日本文化を発信できる仕事」として思い出したのが、
かつて見た「あめ細工師」の姿だった。日本に帰る飛行機の中で、
すでにあめ細工師になることを決意していたという吉原さん。
しかし、そこからは苦労の連続だったそうです。
そもそも「あめ細工」の専門学校などないので、まずは「あめ細工師」を
探すところからスタート。お祭りの屋台があれば駆けつけ、体当たりで
弟子入りのお願いをする。何度も断られながらも、やっと弟子入りさせて
くれる師匠が見つかり、その師匠の下で1年ほど修行し、さらに1人で
1年修行した後、ようやく「あめ細工師」としてデビュー。
その後、常に「あめ細工」に触れられる場所を作りたいとの思いが強まり、
常設店舗をオープン。そして、末永く「あめ細工」を残し、技術を後世に
伝えるために弟子を取った(現在は3人の弟子を抱えている)そうです。
今では、連日多くのお客さんが訪れ、100本以上売れる日もあるのだとか。
ちなみに、商品は1本1000円前後。レパートリーは100種類以上!
営業時間は、昼12時~夜7時まで。火曜日が定休日。
懐かしい「あめ細工」の実演を目の前で見ることができるお店
「あめ細工 吉原」。
ぜひ、お子さんやお孫さんと一緒に訪れてみてはいかがでしょうか?