『「はだかの学校」が開校!』
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2017年5月15日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『「はだかの学校」が開校!』
リスナーの皆さんは「はだかの学校」と聞いて、
どんな学校を思い浮かべますか?
実は、この「はだかの学校」の教室は銭湯なんです!
教室となる銭湯は、台東区・元浅草にあるビル型銭湯の「日の出湯」。
そして"校長"は「日の出湯」の店主である田村祐一さん。
「はだかの学校」を開校することになったのは、田村さんが番台で耳に
した、ある話がきっかけ。2年前、90歳を超える女性客から戦争体験を
聞いた田村さん。庶民の目縁で語られた空襲の記憶は、教科書などで
学ぶ歴史とは違い新鮮だったため「貴重な生の話をもっと多くの人が
聞いておいた方がいいのでは」と思い、「はだかの学校を」企画。
三月に行われた第一回目の授業は男湯で開催し、10名ほどが受講。
地元・浅草の老舗道具店の六代目・飯田結太さんが、「合羽橋の歴史や
地域とのつながり」などをテーマに講義しました。
そして4月に行われた第二回目の講師は、落語家の立川かしめさん。
授業のテーマは「落語」で、江戸時代の庶民の暮らしから、銭湯との
関係性を紐解き、当時の生活ぶりなどをおもしろおかしく講義。
この日は、男湯・女湯での二部制で、合わせて20名ほどが参加。
ちなみに、女湯での講義の際は、生徒は足湯状態で受講したそうです。
また、「はだかの学校」には"校則"もあり、例えば「心も体もはだかに
なって授業を聞くこと」「年齢も肩書きも校内では忘れること」「授業が
面白くても、10分に一度は必ず湯船から上がること」などがあるそうです。
なお、次回は5月27日に「囲碁」をテーマにした授業を行う予定。
こちらの「はだかの学校」には、「日の出湯」で直接申し込みをするか、
フェイスブックから申し込めば、誰でも460円の学費(つまり入浴料だけ)
で参加できます。
銭湯で、ちょっと変わった"裸の付き合い"を経験してみては
いかがでしょうか?