『大空にはばたけ! 下町ヒコーキ』
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2017年5月10日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『大空にはばたけ! 下町ヒコーキ』
東京都・墨田区の町工場の職人ら有志が、「ヒコーキやろう」と
名付けたグループを発足させ、小型飛行機作りに挑戦している
そうなんです。
元々は、墨田区のある企業の社長が、アメリカ製の「CH701」という
短距離離着陸機のキット(およそ450万円)を購入したのが始まりなんだとか。
「CH701」は2人乗りで全長およそ6・2メートル。時速は45~152キロ。
およそ500キロと軽量で、滑走距離が短く、およそ27メートルで離陸可。
ところが、そのキットを購入してから10年間、眠ったままの状態でした!
そこで、中小企業の技術指導を担う「すみだ中小企業センター」
(現在の「すみだビジネスサポートセンター」)に相談を持ち掛けたところ、
町工場の経営者らが集まり、飛行機作りによる町おこしが始まりました。
しかし、2014年の3月よりプロジェクトが動き出したものの、
飛行機の組み立ては想像以上に時間と労力がかかる作業のため、
思うように進みません......。
そこで、現在の様子を伺うべく、作業場所である「鹿本技研」さんに
お電話したところ、まだ発表されていない新たな事実が判明!
多くの人が関わることにより、さまざまな意見が飛び交い、作業がはかどらない。
そnんな様子を見てジレンマを抱えていたという、「鹿本技研」の代表取締役・
高永邦昭さんが、アメリカ・セントルイスまで赴き、新たに同じキットを購入。
高永さんによりますと、「このまま放っておいたら、まだ何年もかかる。
だから、自分たちの意志で進められるように、新たにキットを購入した。
最低でも、年内には飛ばしたい」とのことです。
飛行場所は長野県・松本空港などを想定。ただ、アメリカであれば簡単に
飛ばすことができるが、日本だとセスナと同等のライセンスが必要なので、
そこが課題として残っているんだとか。
墨田区の中小企業の皆さんの夢を乗せた「下町ヒコーキ」。
その機体が大空を舞う日を楽しみに待ちたいですね♪
※余談ですが、文化放送のスタジオの入り口には、重厚な扉があるのですが、
この扉に不具合があった際、メンテナンスを行っているのが鹿本技研さんだそうです!