東日本大震災から6年
2017年3月10日(金)
2011年3月11日に起きた東日本大震災から6年。
いざという時に備えての意識と行動を忘れないためにも、文化放送では今年も、震災について各番組で取り上げ、防災について今一度考えます。
「くにまるジャパン極」では、これまで被災地の人々と様々な繋がりを持ってきました。
そんな野村邦丸や番組とゆかりのある方々や、今回新たに出会った方を現地に訪ね歩き、その取材や交流の模様をお届けしました。
<極シアター・第一幕>
まずは、仙台を拠点にしながら主に東北地方の漁業について取材されている、漁業ジャーナリストの菊地正宏さんと共に、ヒラメを中心とした福島の漁業の現状を取材してきました。
お邪魔したのは南相馬市・真野川漁港。ご案内いただいたのが、「相馬双葉漁業協同組合」の理事・松野豊喜さん。
こちらでは、実際に漁船に乗せていただき、沖合2〜3キロのところまで連れて行っていただきました。震災発生当時の様子など伺いました。
乗せていただいたのは泰晃丸。こちらの次男さんは今年、地元の水産高校を卒業され、お遺産と一緒に親子3人で船に乗られるそうです。
この日は漁がお休みだったので、事前に常磐沖のヒラメを確保しておいてくれました。
<極シアター・第二幕>
第二幕では、福島県相馬市・磯部地区にある「磯部水産加工施設」を訪ねました。
コウナゴ・シラスの加工ラインでは、2台のセシウム濃度測定装置を導入して、全品検査をしている様子や、漁師・仲買人・漁協による地域を挙げた新しい水産加工流通システムについて説明していただきました。
その後、第一幕に登場いただきました松野さんのお宅にお邪魔し、〆たての常磐もののヒラメとご対面!身がプリプリ!噛めば噛むほど旨味が口の中に広がり「ヒラメは刺身!」を実感させていただきました。
<極シアター・第三幕>
今回の取材では、"気仙沼のさっちゃん"こと菊池幸恵さんのご実家にもお世話になりました。
さっちゃんのご実家は気仙沼大島。フェリーで25分くらいのところにある自然が豊かなのんびりとした島です。もと民宿を営んでいたということで取材班もこの日は泊めていただきました。
前夜の大宴会から一夜明けて、落ち着いたところでさっちゃんにお話しを伺いました。
さっちゃんが大型連休までにオープンするという「気仙沼大島・大漁丸(仮称)」も見学。
2階の窓からはこんな眺めが広がっています。
さらに、宴会にも同席していたさっちゃんの甥・佐藤一昭さんのはからいで、遠洋マグロ延縄漁船「第68竜丸」の船内を案内していただきました。
一昭さんは、この船の機関士。一度出港すると半年〜1年の航海になるそうで、気仙沼を出港すると気仙沼に戻ってくるまで、休みがないそうです。
さすが!海の男!!最後には、こんなおみやげもプレゼントしてくれました。
★☆★☆★本編は
このあとの<くにまるジャパン探訪>では、南相馬市で奮闘する若き女医の活動の様子をお届けしました。こちらもご覧ください。