2月4日のキニナル。
テーマは、「香料」です!
去年12月に放送した「温泉入浴剤」を取材した時にオリジナルの入浴剤を作っていただきました。
そのときに選んだ香りは紅茶、そして焼きそばでした。
他にもカレーやとんこつなど様々な香りの成分がケースに入っているのをみて「香料」とは何なのか気になった一同。
ということで今回は香料について取材してきました。
取材させていただいたのは神奈川県川崎市にある「長谷川香料株式会社」です。
お話してくださったのは総合研究所 香料基盤研究所の研究員、川口さんです。
川口さんは500〜1000種類くらいの匂いがわかるそうです。
「長谷川香料株式会社」は1903年に創業。香料の開発・製造をしている会社です。
今回はその会社の研究所に取材させていただきました。
そもそも「香り」にはフレーバーとフレグランスの2種類があります。
フレーバーは加工食品などに使用されていて
フレグランスは香水や化粧品、シャンプー、石鹸などに使われています。
また、「香料」を作る人を調香師と言い、加工食品に利用するフレーバーを作る調香師をフレーバリスト、香水やシャンプーなどの日用品に使用する
フレグランスを作る人をパフューマーと呼びます。
「香料」というのは、原料の組み合わせによって作られています。
スタジオでもその原料を特別にお貸しいただきました。
西川アナにも川口さんが行ってくれた実験をしてみます。
その実験とは・・・
「いちご」の香りは6種類の原料で作れるというものです。
西川アナにはそのうちの2種類を嗅いでもらいました。
いい匂い〜。
悶絶
いちごの匂いもいろいろな匂いからできていることがわかります。
また、鼻をつまんで色が透明なりんご味の水をのんでもらいました。
「スポーツドリンク!?」との答えでしたが、正解はりんご味の水。
つまり食べ物や飲み物などの美味しさには「香り」が重要になるということです。
香りがなくては美味しさを感じることができません。
また、川口さんの上司の総合研究所 香料基盤研究所 第1部長の前田さんにもお話しいただきました。
そんな前田さんが作るのに苦労したのはゆずの香りだと言います。
試行錯誤を繰り返して本物の香りに近づけていきます。香り作りにゴールはない。それだけに自分が作った香りに全て愛着があると話していました。
香りの作り方について川口さんは、例えばリンゴの香りを抽出すると100種類以上の匂い物質があり
それをバランス通りに組み合わせればリンゴの香りを作れるといいます。
しかし、貢献している成分のみをピックアップして香りを表現するのは職人技です。
川口さんは今後は1000種類以上の匂いを覚えたいと話していました。
現在認識されている自然界の有機化合物はおよそ200万種類。そのうちの5分の1のおよそ40万種類に匂いがあると言われています。
ただ、人間が識別できる匂いの種類はおよそ1万種類と考えられています。
もし、この世に香りがなかったら幸福度が下がるだろうと川口さんはおっしゃいます。
この世に「香り」があってよかった〜^^
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M4 Shut Up and Dance/Walk the Moo
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