4月9日のキニナル。
テーマは、「カスタネット」です!
新年度を迎え、新たなステージで
頑張っているという方、多いことでしょう。
また、ピカピカの1年生として、
ドキドキ・ワクワクしながら小学校に
通う子供達もいらっしゃることでしょう。
真新しいランドセルを背負いながら、
小さなイスに腰を掛ける。
机の中に手を伸ばすと、これまた
ピカピカのお道具箱が・・・。
ふたを開けると、これから使う
お勉強道具がたくさん入っています。
その中でもひと際目立つ楽器が!
赤と青の「カスタネット」です。
大人の方も、1度は使ったことはあるはずです。
でも、そのカスタネットは、
誰が、どこで、どんな風につくっているか、
ご存知でしょうか!?
実は、教育用として我々が使っていた
カスタネットは、群馬県のみなかみ町で
つくられていたのです。
今回は、みなかみ町のカスタネット工房へ
足を運んでみました。
お話を伺ったのは、カスタネット職人の
冨澤健一さん!
なんとこの冨澤さんが、日本中の
カスタネットをつくっている張本人!
この工房は創業1950年
工房の入口には、材料となる木材が積まれ、
カスタネットの部品らしきものが置いてあります。
そして驚いたのが、
カスタネットは1個1個すべて手作業で行われていたということ。
実際にカスタネットづくりの行程を見させていただきました。
この旋盤のような機械。
実はこの機会すら手作りです。
カスタネットづくり専用の機械というのは
需要が無く、冨澤さんのオリジナルで自ら使いやすいように
仕上げているのです。
そして、その手つき、速さは、さすが職人!
ものの数分で、カスタネットを仕上げていきます。
そして、写真を見ても分かる通り、
大人が知っているカスタネットとどこか違う。
そう、色が違うのです。
昔は赤と青でできたカスタネットが主流でした。
しかし、今は木目のまま、色は塗りません。
そもそも、カスタネットが誕生した時は、
男の子は青1色のカスタネット。
女の子は赤1色のカスタネットだったそうです。
しかし、クラスによって男女のバランスが異なるため、
どうしても在庫が残ってしまう。
そこで、男の子も女の子も同じ、
赤と青を合わせたカスタネットに変化しました。
しかし、今は赤でも青でもなく、木目調。
これは、単なる流行なんだそうです。
それにしても、型抜きからゴムどめまでの
作業を冨澤さん1人でやっているカスタネットづくり。
とても貴重な楽器なんだなと改めて実感しました。
そして嬉しかったのが、取材後です!
その日は、大雪でとても寒い日でした。
そこで冨澤さん、そして奥様が、温かい
甘酒とたくあんを振る舞ってくれたのです。
これがまた美味しかった!
本当に、ありがとうございました。
さらに、冨澤さんが番組のために、
キニナルオリジナルカスタネットを
つくり、送ってくださいました。
それを叩きながら楽しくオンエア!
ぜひ、新年度!
楽しくリズミカルに過ごしていきましょう!
今年度もキニナル、どうかよろしくお願いします。
17.4.9 ON AIR MUSIC
M1 New Romantics/Taylor Swift
M2 Your Voice/中塚武&土岐麻子
M3 flow/bird
M4 On My Mind/Donovan Frankenreiter
〇番組オリジナルステッカー〇
色は【赤・黒・紺】全部で3色。
【赤・黒】メッセージをくださった方の中から、
毎週1名様に!
【紺】は、番組Twitterにメッセージをくれた方の中から、
1名様にプレゼント!
●公式Twitter●
検索「文化放送 キニナル」
検索「@1134kininaru」
メッセージは「#1134kininaru」を付けて
お送りください!