文化放送「キニナル」
前回に引き続き、今回も北陸・石川県での
テーマ!「塩」です。
「塩」を知らない人はいないと思います。
でも、塩ができるまでは知らない人も多いかも。
そもそも、塩の役目というのは、
人間の体の60%~70%は水分です。
塩は体の中では、塩素とナトリウムに分かれ、
一定の濃さで血液に溶け込むことで、
体の水分の量を調整する役目を果たしている。
また、胃や腸、肝臓などが分泌する
消化液の成分となっている。
筋肉を収縮する働きを助ける働きもしている。
つまり、塩が不足すると、体内の機能が衰える。
そんな中、石川県の奥能登塩田村には、
昔ながらの製法で塩を作り続けている職人が
いるんです。その名も浜士の登谷さん。
登谷さんを始め、この塩田村の製法は
「揚げ浜式」と言われ、人の力で海水をくみ揚げ、
塩田に撒いて塩を作る製法。
なんと500年以上の歴史を持つんです。
実際にスーパーなどでよく見る、普通の塩と
塩田村の塩、味比べをしてみました。
塩田村の塩は、とにかくまろやか。
そして、尖りが全くないのが特徴的です。
実際に塩を炊き上げる釜屋にもお邪魔させて
いただくことに!
人力での作業ならでは、
塩田近くには作業で使う道具が、ずらっと
並んでいます。
親方の塩愛が伝わる、貴重なお話でした。
さぁ、スタジオではその塩を使って、
塩むすびを西川アナに作ってもらいました。
学生時代は運動部のマネージャーをやっていたという
西川アナ。その手つきもなかなか!
「塩だけで良い。何もいらない。」と一言。
当たり前のように使用している「塩」。
ぜひ、ありがたみを感じながら、使ってみてください。