文化放送「キニナル」
早いもので、もう12月。
時が経つのは本当に早い。
寒さも本格化してきたが、寒いだけが冬ではありません。
楽しみだってありますよね。
その代表格が、冬の味覚。
「白菜」「大根」、「フグ」「寒ブリ」
「カキ」。先日、北茨城市で取材した「あんこう」もそう。
魚介類には脂がのり、野菜は深みのある甘さを内に蓄えるのが冬。
そんな中で、"冬の味覚の王様"と言えば、やっぱり「カニ」。
焼いても、茹でても、刺身でも。食べ方はいろいろ。
ただ、お値段が高くてなかなか手が出ません。
そこでキニナルが注目したのが、「カニカマ」。
見た目も味もカニ。それでいて、お値段はお手頃。
一体どのようにして生まれたのか。
北陸、石川県へと旅立ちました!
今回は西川さんも参加!
羽田からおよそ50分のフライトで
石川県小松空港に到着。
そしてレンタカーに乗り換え、
向かった先は、カニカマの元祖。
株式会社スギヨ。
以外にも海の近くではなく、山の中に建っていました。
お話伺ったのは、工場長の吉野さん。
優しい兄貴!と言う感じで、
丁寧にカニカマについて教えてくださいました。
まず、スギヨという名前ですが、
七尾で網元として漁業を営んでいた杉野與作さんが、
幕末に「すぎよ」という屋号を使い始めたのが始まりだそう。
そして後に、カニカマを誕生させます。
その、「カニカマ」、実は失敗を重ねて生まれたんです。
なんと、人工クラゲを作って欲しいと依頼され、
試行錯誤していると、カニの食感に似ていることに気づき、
蟹を作ろうとなったのです。
今では、石川県の有名な蟹、「香箱蟹」をモデルに
「香り箱」という製品が人気商品。
これらも、実際の蟹を研究し、味も、食感も、
全ての特徴を本物同様に仕上げている。
これらの商品に対し、吉野工場長は
「本物のカニを超えたカニカマ」と
自信を持って話してくれました。
そして、スタジオに帰って、
実際に試食です。
取材日もそうでしたが、改めて食べてみると
本当に美味しい。
蟹に似ているというより、蟹!
リスナーの皆さんからも、
それぞれの美味しいカニカマの食べ方が
寄せられました。
ぜひ、この冬、蟹はもちろん、
美味しいカニカマを食べてみてください。
そして、番外編。
石川県の魅力を写真で振り返ります。
まずは、お寿司~!
そして、当然、蟹~!
なぜか、グレープフルーツジュース~
最後は、カメラマン眞善による、
兼六園ライトアップの美しいお写真で
お別れです!