文化放送「キニナル」
今回のテーマは「茨城県の魅力」!
前回の放送で取り上げたテーマ、
「都道府県魅力度ランキング」で、
惜しくも最下位になってしまった茨城県。
最下位ということもあり、リスナーの
皆さんからも、多数意見をいただきました。
「観光名所がない」とか、「パッとしない」
と、寂しい意見もあれば、
「茨城は海も山もあって良いところ」とか、
「納豆・干しイモ」など美味しいものがある。
など、魅力的な意見も・・・
そう!良いところはたくさんあるのです!
もしかしたらそれを知らない。あるいは
広まっていないだけかも!
そう思い、我々チームキニナルは立ち上がりました。
行きました!茨城県に!
それも、茨城県の中でも最北、北茨城市!
あんこうはコラーゲンを多く含む魚で、
味も絶品!
昔から、このアンコウを求めて北茨城に足を
運ぶ方も多い!
ということは、当然、漁が盛んな街とも
言えるわけです。
ということで、今回の北茨城特集は
漁・漁師をクローズアップ!
お話を伺ったのは、大津漁港の漁師
井上さん夫妻!
そして待ち合わせはなんと朝の5時!
眠い目をこすりながらもキニナルチームも
港へ到着!
すぐさま、船に乗り込み、漁の現場を
体験させていただきました。
この北茨城というエリアはお隣の
福島県と、ちょうど県境。
つまり、漁に出るのは半分福島、
半分茨城なのです。
しかし、原発の影響で、福島には
漁に出ることはできません。
つまり、それだけ、収入源もダウンするということ。
そんな現状にいながら、毎朝、早く起きて
漁に出ているのです。
例年、この時期になると、北茨城は、
ある魚が収穫できる時期!
それは「秋シラス」。
僕らは、ぴちぴちとしたシラスがどれだけ採れるのか
楽しみでした!
しかし、現状は甘くはありません。
今年のシラスの収穫は、まさかのゼロ!
1匹たりとも採れないのです。
原因は解明されてはいませんが、
海水の温度の高低差が激しいからではないかと、
お母さん。
したがって、シラス以外の魚を狙うしかないのです。
こんな状況でも、お父さんは前向きです。
こればっかりはしょうがない!だって相手は自然だから!
大津の漁師さんたちは皆、同じ気持ちです。
前向きに、そして自然と向き合う。魅力的な方ばかり。
そして、そんな漁師という仕事をもっと広めたい!
そんな思いから、北茨城では、漁師体験というのも
行っています。
今回お話伺った井上さん夫婦を始め、
漁業組合の皆さんが、観光客におよそ1時間の
漁業体験をさせてくれます。
お子さんは間違いなく、大興奮。
そして良い経験になるに違いありません。
運が良ければ、採れたて新鮮な魚をその場で
さばいてくれちゃうかも!