10月23日 第184回 放送後記

今回のテーマは「畳」!


日本が誇れる文化。おもてなしの一つとも言えますね。


畳に寝転ぶと、いつの間にか眠ってしまったり、
なぜか懐かしく、なぜか落ち着くのです。
そんな不思議な魅力が、畳にはあるんです。


しかし、現状、最近では和室の無い家も珍しくなく、
畳から離れた生活をする家庭も増えてきています。
そんな「畳」を今回はクローズアップしてみました。


そして今回は、僕らが足を運んだのではなく、
ある方々がスタジオに来てくださいました。


その名も、「タタミマン」です。
そう、みんなのヒーロー、タタミマン!


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全身緑のスーツを身にまとい、頭には、
Tの字の角が生え、若干丸みを帯びたヒーローです。
決して見た目にはカッコ良いとは言えない・・・
しかし、これには深いわけがあるんです。


そもそも、このヒーローの正体は、
栃木県は那須塩原市で畳店を営む店主
山本さん。


日本の文化である大切な畳が今、次第に減ってきている。
どうにかして、この現状を打破し、畳の魅力を広めたい。
しかし、畳職人として広めるのはどうもインパクトに欠ける。
そこで、考え出したのが「タタミマン」というヒーロー!


地元のイベントや行事に積極的に参加しては、
畳の魅力、便利さを発信している。
地域の子供からは大人気!


しかし、子供は子供でも、なかなか喜んでくれない
子供も、いたのです・・・


それは、山本さんにとっては最も身近な子供。
そう、実の娘さんです。


タタミマンとして活動を始めたころはちょうど、
2人の娘さんは中学生。思春期真っただ中です。


学校の行事や地域のイベントの度に現れる「畳マン」、
つまりは「父」の存在が嫌で嫌で仕方なかった。
「あれ、お父さんだよね?」「お父さん凄いね!」
そう友達から言われることもよくあった。


そして、ある日、娘さんから話を切り出した。
「お父さん、恥ずかしいからやめて。」
勇気を振り絞っての発言。


すると父の口からは次々と、畳への想いや愛が
飛び出したのだ・・・
そこで初めて娘さんは父の仕事への想いと、
責任を知った。
それからは、嫌いだったはずのタタミマンが、
一番のファンに変化した。


そんな娘さんの美穂さんも今では高校2年生。
父と一緒にスタジオに遊びに来てくれました。
なんと、将来はアナウンサーになりたいそうです。


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眞善の無茶ブリにも難なく対応。
さらには、メール読みまでこなしていました。
それにはプロの西川もビックリです!

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そして、タタミマン曰く、今の畳は進化しているそうです。
より長持ちし、より、種類も豊富に。
何より、デザイン性まで進化し、カラフルな畳まで登場している。


さらには、今、ご自宅に畳みがないという方でも、
すぐに畳を敷くことまでできるという。


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これからの時代、再び・・・
いや、そもそもの畳の時代に戻るときが来る!

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その時までタタミマンとその家族は走り続ける!




日常生活の中で、何となくふと「気になった」コトやモノ、ありませんか?
「あの商品はどうやって作られているのだろう?」「なぜ、あの店はいつも行列ができているのだろう?」「最近よく耳に するあの噂話は本当なのだろうか?」 この番組では、そんなちょっとした興味や好奇心を共有していきます。
それを現象としてただ伝えるのではなく、パーソナリティ・岡田眞善がその現場に赴き、見て、聞いて、感じたものをリス ナーの皆さんにお伝えします。
俳優・プロカメラマンとしても様々な活動をしてきた「エネルギッシュすぎる超庶民派ラジオパーソナリティ」の眞善さ んが日曜夜のゆううつ感を吹き飛ばすワイド番組です。


岡田眞善


西川文野