9月4日 第176回 放送後記


文化放送「キニナル」

今回のテーマは「線香花火」!


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夏も終わりに近づいてきました。
そんなこの時期、線香花火で
夏を締めくくるのはいかがですか?

線香花火ならば「ここ」!
今回はそんな場所へと足を運びました。

向かった先は、東京都台東区蔵前。
おもちゃ・花火屋さんの「山縣商店」。

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大正3年創業の、100年以上続く問屋さんです。
お話を伺ったのは、5代目社長の
山縣常浩さん。

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お店の中は美しい花火の写真や
昔ながらの花火がズラーっと並んでいます。

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ここに並ぶ花火は、全て国産。
1本150秒も燃え続けるという手持ち花火も
見せていただき、それらは国産が故のポテンシャル。

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そして、数ある花火の中でも今回のテーマである
「線香花火」についても伺いました。

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線香花火は、実はもの凄い歴史あるんです。
誕生したのは1650年頃。江戸の初期です。
「線香花火」と呼ばれるようになったのは、
関西で川の近くに生えていた葦の先に火薬をむき出しにつけ、
火鉢などに立てて楽しんでいたそうで、
その姿が線香に似ているからだそうです。

和紙が豊富にあった関東では、火薬を和紙により、
下に垂らして楽しむ線香花火が広まりました。

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しかし、そんな線香花火も一度、
火が消えた時代もありました。
それは、中国産の線香花火が安く、そして
大量に日本に入ってきてしまったため。
次第に、国産の線香花火の火は
途絶えてしまったのです。

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そんな時に立ちあがったのが、
山縣商店社長、山縣常浩さんです。
「俺が生きている間に線香花火は無くしてはならん」
その思いで、一心不乱に復活へ向け動き出しました。

そして、努力は実り、国産の線香花火は
「復活」を遂げたのです。

山縣社長は線香花火の魅力をこう話していました。

「花火は火を付けたら離れろ!だろ?
でも線香花火は火を付けたら集まれ!なんだよ。
みんな仲良く輪になって楽しめるんだ!」

この夏の終わりに、大切な人と小さな輪になって
線香花火を楽しんでみてはいかがでしょうか!

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日常生活の中で、何となくふと「気になった」コトやモノ、ありませんか?
「あの商品はどうやって作られているのだろう?」「なぜ、あの店はいつも行列ができているのだろう?」「最近よく耳に するあの噂話は本当なのだろうか?」 この番組では、そんなちょっとした興味や好奇心を共有していきます。
それを現象としてただ伝えるのではなく、パーソナリティ・岡田眞善がその現場に赴き、見て、聞いて、感じたものをリス ナーの皆さんにお伝えします。
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