文化放送「キニナル」
車に乗る人も、乗らない人も・・・
外へ出れば必ず目にする「標識・看板」、
ありがたいものだとは思いませんか?
そんな「看板・標識」について、
今回は気になってみました。
そんな、ありがたい標識・看板を
作っている会社の工場に、足を運びました。
向かった先は栃木県那須郡那須町にある、
「野原産業株式会社那須工場」
工場長の中村さんに案内していただきながら、
標識・看板の秘密を探ります。
まずは、展示ルームに潜入!
そこで待ち受けていたものはお茶屋さん!?
そう、これこそ、標識の原点だそうです!
標識がなかった時代、右にいったら良いのか、
左に行ったら良いのか、お茶屋さんに尋ねていたんです。
そして時代と共に標識も進化します。
明治時代はいかにも木の板!という漢字の標識。
この時代の車と言えば「牛車」というのが歴史を感じます。
大正時代は白黒で、
そして文字も特徴的。
昭和時代ともなると技術も一気に進歩。
見慣れた看板です。
そして、現在の看板、近くで見ると
細かい六角形がぎっしりと並んだ模様なのです。
そして、普段我々がよく見る看板!
あれ、こんなに大きいってご存知でしたか?
この看板に関しては、ちょうど6畳間
といったところでしょうか!
当然ですが、遠くから見えなくてはならない
看板にとって、大きさは重要です。
中には9m×9mの看板もあるそうです。
そして、大きいのは標識も同様!
しかも、もし落ちても
人間がけがをしないようにという配慮も
施されています。
他にもこんなものや、
こんなものや
こんなものまで展示されていました。
そしていよいよ、それらが作られる工場へと
潜入です!そこにはプロフェッショナルが
たくさん!まずは、字抜きの達人渡辺さん。
よく高速道路で、100メートル間隔で並ぶ、
小さな看板見かけますよね!
その看板の数字部分を手作業で抜いていく作業です。
これがまた速くて正確!
速くても破いたりしたら意味がありません。
眞善も挑戦です。
他にもそれぞれの作業においての
プロフェッショナルが腕を振るっていました。
こういう方たちの正確な作業のおかげで
私たちの安全が守られていたわけです。
工場長の中村さんも、
「我々は交通標識を作っている会社!
という認識ではなく、人の命を守っている会社」
と自信を持って、おっしゃっていました。
そんな野原産業から粋なプレゼントが
スタジオに送られてきました。
「キニナルオリジナル看板」です。
これはレア!
そしてもちろん、暗闇で照らすとぴかっ!
ぜひ、皆さんも、普段何気なく見ている
看板や標識をその裏の思いまで、見てみてください!