文化放送「キニナル」
今回のテーマは「たわし」!
暑くもなく、寒くもなく、心地よい季節。
そんな爽やかな時期は、洗濯や洗車、
掃除をしたくなるものです。
そんな時に欠かせないモノ。
そう、「タワシ」です。
恐らく、皆さんのお家にも1つはあることでしょう。
ただ、そのたわし。
どれだけの工程を経て、製品になっているか。
ご存知ですか?
また、たわしと言えば、
よくテレビなどで「ハズレ」の品として
紹介されることもありますよね・・・
とんでもないんです。
タワシは貴重で、素晴らしいものなんです。
ということで向かったのは「たわし」業界の
最王手!「亀の子束子」です。
その西尾商店に入ってビックリ!
当然ですが、「たわし」だらけ。
それも、柔らかいタワシから硬いタワシ、
大きなタワシから小さなタワシ、
可愛いタワシからカッコ良いタワシ、
たくさんの種類のタワシがずらっと並んでいます。
驚きなのは、タワシの元祖です。
今では当たり前のように、手のひらサイズの
タワシを想像しますが、元はと言えば、
足の泥を落とすマットから始まっているそうです。
そして気になるのがその原料です。
主な原料はヤシの木の繊維で、
今では棕櫚の繊維、サイザル麻と、
多岐に渡り、触感もそれぞれ!
お話を伺った、広報の石井さんは、
そのタワシの魅力に取りつかれ、
石井さんの家のキッチンには洗い物よりも
タワシとスポンジの数の方が多いとか・・・
そんな亀の子束子ですが、実は
工場などで大量生産しているのかと思いきや、
1つ1つ、職人の手によって手作りで作られているんです。
しかも、その検査項目は厳しく、20項目以上!
その検査を潜り抜けたタワシこそ、
商品として店頭に並ぶのです。
今回は眞善もタワシ作りに挑戦!
しかしこれがまた難しい!
力加減、毛の扱い1つで、一気に形が変わります。
眞善が作ったタワシを、
工場長の関谷さんに検査していただきましたが、
お世辞込みで80点!
でも、80点じゃ、製品としては出せません!
100点でなければ・・・
つまり、それだけ、緻密で丁寧に作られているということです。
さらに、開発に携わる鈴木さんのお話によると、
タワシはモノを洗うだけでなく、
身体にも使えるのだそうです。
それも、毛の柔らかさによって段階があり、
初心者にはコレ!中級者にはコレ!
上級者には硬い毛のタワシ!と、
あるそうです。
ぜひ、皆さんもタワシで身体を洗ってみてはいかがでしょう。
その刺激から抜け出せなくなります!
さて、スタジオでは西川もタワシにトライ!
応援する眞善
初体験ということで、腕を真っ赤にしながら
タワシで洗っていましたが、放送終了後には
すっかりハマってしまい、自宅に持ち帰っていきました。
一家に一個、当たり前のように存在する「たわし」。
実は、こんなにも奥深いものだったのです。
さて、次回のキニナルもお楽しみに!