メッセージテーマは"隠れた才能"
今回、特集コーナーでわさびを取り上げたのですが、眞善さん、
初めてやったのにわさびを綺麗するのがとても上手だったことから、このテーマになりました。
「僕、このお仕事がダメになったら、次の就職先はわさび農家さん」
というわけで、特集コーナー『なんかキニナル』を振り返ります。
日本人にとってなくてはならない香辛料「わさび」について調べるため、
キニナル一行が向かったのは静岡県伊豆。
河津町にあるわさび園 かどやさんにお邪魔しました。
4代目の稲葉伸晃さんに「実際に収穫してみたら?」とお話を頂き、朝七時半に到着。
深い山の中を10分ほど歩き・・・
川のせせらぎが聞こえる、そんな場所にわさび田はありました。
わさびのこと、"根っこ"の部分だと思っていたら、実は"茎"なんですって!
35年以上このお仕事をされている稲葉さんに、わさびの色々を伺いながら収穫をお手伝いさせて頂きました!
天城地区と中伊豆地区では、明治25年頃開発された「畳石式」という栽培方法で1年を通して栽培・収穫されています。
「今のこの季節は天国だけど、冬にこの作業をするのは地獄・・・」ということで、後継者問題もあり、わさび農家さんは減少しているそうです。
末端価格一万円という、こちらのわさび。
私たちが普段使っているチューブ入りのわさびとの違いも伺いました。
チューブタイプの原材料には、西洋わさび(ホースラディッシュ)が使われていることが多く、
本わさびと同じ様に鼻にツンとくる辛みがあるものの、まったくの別物。
わさびは苗を植えて、育つまでに1年半~2年かかるんです。
最近では技術の進歩で、とにかく早く大きなわさびを育てられるようになったものの、味のことはそっちのけ・・・。
危惧した稲葉さんが始められたのが、かどやさんの食堂で大人気の「わさび丼」。
稲葉さん「高価な本わさびを、猫まんまにのせて食べるなんて下品だと親は嫌っていたんだけど。テレビで紹介されたら、抗議の電話が来たりもしたし。本物の味を分かって欲しくてやった。」
今では韓国・中国からも食べに来る人が!
夏の風物詩でもあるうなぎを始め、蕎麦、お茶漬け、刺身など夏バテしても食べられる日本ならではの食べ物を引き立たせてくれるわさびですが、「わさび丼」はわさびが主役!
スタジオのアーリーにも本わさびの美味しさを味わってもらうため、「わさび丼」を作りました。
・根っこ側ではなく、茎からおろす
・できるだけ目の細かいものでおろす
おろすときに細胞をいっぱい壊すことで、辛みと香りが増します。
・お醤油に入れない
お醤油の香りにわさびの香りが負けてしまう。お刺身やお蕎麦を食べるときには直接乗せて醤油やつゆに混ぜないようにして食べると良いそう。
すってから10分以上経ってしまうだけで、風味が損なわれてしまいます。
わさびって本当に繊細!
ということで、試食直前に鮫皮おろしでスリスリ。金属のおろし金では美味しさを充分に引き出せないということで、ここでは木製か陶器製のものを使うことがポイントですね!
↓あったかご飯に鰹節をまぶし、真ん中に本わさび。わさびにかからないように、お醤油を回しかければ完成です!すごーくシンプル!
それでは、アーリーさんどうぞ!まずは香りからいってみよう!
そして・・・食べてみると違いは歴然なのです。驚いてる驚いてる。
良いわさびとは・・・
①香り ②辛み ③甘み ④糸を引くような粘り ⑤うぐいす色
以上の五拍子そろえば完璧だと稲葉さんに教えて頂きました!
↓ちなみに左がすった本わさび。右がチューブわさび。
こんなにも違う!
練りわさびが本物だと思ってい生きている人がいっぱいいる中でそれを否定しているわけではなく、本物のわさびというものを知ったうえで練りわさびを使ってもらいたいという、稲葉さんの想い。「わさびは日本の宝」だとお話しして下さいました。
『日本全国津々キニナル』は、今回のわさび取材に向かうためお借りした「ボルボXC60 D4」について。
↓キニナルではお馴染みのボルボ・カー・ジャパン株式会社 広報部 ディレクターの赤堀淳さんと。
以前、このXC60ガソリンエンジンモデルをお借りしたときにも、眞善さん、かなりのお気に入りだったわけですが、今回は日本で発売されたばかりのディーゼルエンジンモデルをお借りしました。
眞善さんの思う、理想の車のあれやこれやをほぼ全て兼ね備えているものの、
良い物なだけあってお値段が・・・・・。ただ、600万円という価格が痛くない方には心からオススメ!
~本日のお歌~
今回の特集"山葵"にちなんで、調味料ソングをお送りしました。ちょっとこじつけ(笑)
M1 シュガー・ベイビー・ラブ /ルーベッツ
M2 HONEY /KARA
リクエストリアクション コーヒー・ルンバ /SPICE GIRLS
M4 STOP /SPICE GIRLS
M5 刺身と山葵 /SEX MACHINEGUNZ
M6 ピンク・シャドウ /ブレッド&バター