番組ブログ
第453回 我が家が一番
母一人子一人の家庭で育てられた女性。
後に孫やひ孫たちとの同居が始まり、
賑やかな7人家族に。その中心にはいつも母がいました。
94歳で亡くなる直前には、ドライシャンプーや
マッサージを施すととても気持ち良さそうだった...
という新聞掲載の投稿をご紹介。
「自分が子どもの頃、同じように親に身体中を洗ってもらったり、
風呂上りには拭いてもらってたわけですよ。
親が年老いたらそれをこちらがやるのは、
当たり前のことかもしれませんよね」
第452回 ラジオと出会わせてくれた父
いつもイヤホンでラジオを聞いていた父。
大好きな番組に内緒で誕生日おめでとうのメッセージを送ったら、
とても喜んでくれた...
いまその形見のラジオでこの番組を聞いています、
という60代女性の投稿をご紹介。
「昔はよくラジオでこういう伝言をしましたよね。
この番組もぜひそういう風に使ってください!」
第451回 切迫流産を乗り越えた嫁
妊娠6ヶ月で切迫流産となり絶対安静、
食事とトイレ以外は常にベッドで横になっているしかない...
そんな一ヶ月を乗り越えて、無事に出産したお嫁さん。
よかった、ありがとう!
「よかったですね...おめでとうございます。
赤ちゃんが生まれるって、奇跡に近いことですよ。
女性にとっては本当に大仕事ですし。
先だって仲良しのキム兄に女の子が生まれました。
53歳、本当に喜んでました、おめでとう!」
第450回 3年ぶりに自宅に戻れた母
3年前に重い髄膜炎を患い、
一時は回復不能かもと言われたお母様が、
リハビリを経て無事に退院。
「家はいいな、いいな...」
と口癖のように話していらっしゃるそうです。
「よかったですね。
ご自分の治そうという気持ちの賜物なんでしょうね。
俺も旅公演を終えて数ヶ月ぶりに家に戻ると、
やっぱりいいなあ、と思いますね」
第449回 初の「しょちゅうみまい」
幼稚園の先生から生まれて初めて「暑中見舞い」が届き、
大喜びで返事を書いた...という微笑ましい
新聞掲載の投稿をご紹介。
「暑中見舞いや年賀状。大事にしたいですね。
文学座では、支持会の会員の皆さんに
暑中見舞いを書く習慣があります。
でも苦手なんです。私、字が下手なんですよね...
ペン習字の通信教育に4回申し込んだんですけど。
4回とも挫折しました...」
第448回 決して弱音を吐かない母
介護に明け暮れる、とても我慢強い母。
家庭菜園で上手に息抜きしながら、決して弱音を言わない...
「俺たちの世代にとっては、母=ガマン強い。
昔の人だけがガマン強いのかなあ。
今はガマンしなきゃいけないことが
すごく増えてきたんじゃないかな。
大事なのは息抜きですよね。
グチを送ってくれたら、全国に紹介できますから!」
第447回 一番の乗り物は父の背中
還暦を迎えた男性。
幼い頃を思い出し、父の背中に乗って、
飛行機といえばブーン、戦車といえばガタゴトガタゴト...と
よく遊んでもらったもの...という投稿をご紹介しました。
「昔はよくそういう風景を見ましたね。
俺も父親だけじゃなくて、オジサンもよくやってくれた。
大事なコミュニケーションツールでしたね。
最近の子は何ごっこしてもらうんでしょうね。
ロケット? リニア?
スピード速すぎて疲れちゃうからすたったのかもね...」
第446回 家事なんでもやっちゃう夫
夫婦と生まれたばかりの女の子の3人で、
鹿児島に引っ越してきた家族。
それまで仕事人間だった夫が、
こっちに来てからありとあらゆる家事をこなす。
大きな体でミシンに向かい、娘の洋服まで縫ってしまう...
「お子さんがきっかけなのか、環境がきっかけなのか。
ミシンがけは、俺にはできないですね。
ホントに仲良くすごしていらっしゃるんでしょうね...」
第445回 母のような母になりたい
子どもの頃、骨折して母に看病された。
寝るまでマッサージしてくれたり、
小さい声でつぶやいても起きて心配してくれた...
そんな気持ちが自分も母親になってわかるようになった...
母のような母になるのが理想です、という女性からのメール。
「子どもの頃、親は本当に、こっちが大変なとき
どんなに辛くても、近くにいてくれましたよね。
こちらも親になって、やっとその大変さが
わかるようになってきました。親孝行しなくちゃ...」
第444回 孫の運動会の撮影、危うくセーフ!
娘さんが役員で何かと忙しいので、
孫の運動会の撮影係を買って出た夫婦。
ところがカメラがカードを認識しなかったり、
スイッチを入れ忘れたりして、
危なく撮りそこなうところだった...
「これは年に関係なくよくやるミスですよね。
ずっと地面ばっかり撮ってたりね。
ずっと俺がブツブツ言ってる声が入ってたり」
第443回 家族の皆が団結
すい臓がんの父を家族で看護、
亡くなったあと医師から
「最高のチームワークでした」と褒められた...という、
新聞掲載の投稿をご紹介しました。
「でも桜をご覧になることができてよかったですね。
誰もが介護に携わることが当たり前の時代になってきました。
やっぱり笑顔、笑いというものが大切になってきますよね」
第442回 酔って帰った亭主はうるさいけど
酔って帰ってくるとうるさくてたまらないご主人。
でも娘は優しく
「早くお風呂はいって寝たほうがいいよ」と言葉をかける。
と、ご機嫌になった亭主は、
おとなしくシャワーを浴びる...
「本当にうるさいんでしょうね。
うちもそうでした。
親父が帰ってきて酒が入ると顔を真っ赤にして
弁舌さわやかに話し出すんですね。
飲み始めると、お袋と二人で寝床に入ったり...
よく覚えていますね。
でも最近はそんな俺が、酔って帰ると家族に嫌われて。
しょうがないからトイプードル抱いて話してます(笑)」
第441回 笑顔の絶えない秋の一日
父の33回忌に集った一家。
生後間もない、いとこのおしめを代えようと
必死になる10歳の孫娘...
「何かにつけて親戚が集まるのはいいですよね。
お祝い事ならなおさら。
大人は変わらないけど、
子どもはどんどん変わっていきますからね」
第440回 竹信三恵子さんを迎えて その5
最終日はこれからの家族が
どんな問題に直面していくのか、というお話です。
トランプ大統領誕生、イギリスEU離脱...
世界は予想もしないほうに傾きつつあります。
社会はかろうじて「建前」がつなぎとめていたのに、
みんな「本音」を言うようになった。
建前を支える環境がガラリと変わってきているんですね。
家族を見てもそう。
大黒柱による家計がもたなくなってきています。
男女分業の経済がもはや成り立たないんです。
こんな時代には、不安定に耐えうる「柔構造」の家族が
必要になってくると思います。
大黒柱一本じゃなくて、中くらいの柱が二本あるような、
耐震構造の家庭にしていくことが...
第439回 竹信三恵子さんを迎えて その4
今回は竹信さんご自身の「家族」のお話。
3歳のとき、結核でお父様を亡くされている竹信さん。
それからはお母様が薬局を経営しながら、
女手一つで竹信さんを含む三人のお子様を育て上げた...
歴史は繰り返す、というか、竹信さんご自身も、
2004年に、おつれあいを不慮の事故で亡くされてしまったのです...
(当時の模様を「ミボージン日記」という本にまとめられています)
とてもユニークな方だったという夫、悦夫さんの思い出と、
夫婦のあり方についての興味深いお話をご披露いただきました。
「夫婦って、違う国からやってきた大使同士のようなもの、
だから夫婦関係というのは外交関係なんです。
外人だと思えば腹も立たないでしょう?
わかってくれると思うから腹が立つんです」
第438回 竹信三恵子さんを迎えて その3
3日目は、最近よくマスコミでも取り上げられるようになった
「ワーク・ライフ・バランス」のお話。
仕事と生活をどうバランスよく調和させるか?
注目を浴びるようにはなったけれど、まだまだバランスは悪い日本。
「いまだにブラック企業、ブラックバイトが横行していますよね」
日本の仕組みでは、労働時間の規制はありません。
残業しないとやっていけないから、仕事をバンバン投げ込まれてしまう。
これ、高度成長期のシステムがそのまま残っているからなんです。
雇う側の頭が、40年前と何も変わっていない。
もし困ったら、ネットで「労働相談」を検索して、相談してみてください。
客観的に話を聞いてもらえます。
それだけで、自分の置かれている状況がわかるはずだから...
第437回 竹信三恵子さんを迎えて その2
二日目は介護や保育の問題を取り上げます。
「介護や保育はとても大切な仕事なのに、
給料が安すぎて、とてもじゃないけどやっていけない。
最近、介護の職場では、男性の寿退社という笑うに笑えない事態が起きています。
介護の仕事では、一家を養っていけないから」
なぜこんなことになるのか、といえば...
ここにも家事労働ハラスメントが影響しています。
普通の主婦がタダで適当にやっているような仕事に、
まともな賃金を払えない...そんな考え方が蔓延しているから、と竹信さん。
事態を解決するにはどうすれば?
「労働時間を短くして、誰もが家事に関われるようにすればいいんです」
そのあたりは、オランダが先進的でとても参考になるとのこと。
「家事をバカにしているから、
男性は離婚しても家事ができなくてどうしようもなくなっちゃう。
女性はお金がなくてどうしようもなくなっちゃう...」
第436回 竹信三恵子さんを迎えて その1
今週は、元朝日新聞記者で、
労働問題を専門に扱ってきた和光大学教授、竹信三恵子さんを
ゲストに迎えてお送りします。
初日は、竹信さんが提唱された造語「家事労働ハラスメント」について。
「日本は家事労働をバカにするというか、軽視する社会。
普通の会社で働いていると、家事をする時間なんか本当にありません」
でも対価が払われないから、といってバカにされるけれど、
日々の食事を用意し、子どもや高齢者をケアするというのは大変な仕事。
大変だね、と、男たちは口で言うだけで全然わかっていない。
金にならないからといって、バカにする。
これが「家事労働ハラスメント」なんです。
家事を大切にしない社会は、少子化につながっていくんです...
興味を持たれた方はぜひ
竹信さんの「家事労働ハラスメント」の本をお読みになってください!
第435回 最後の最後まで親孝行できなかった
自分を産む直前に母親を亡くし、
夫も早く他界、相次ぐ地震...と苦難続きの中、
必死に子育てしてくれた母...
でも親孝行できないまま失くなってしまった...
「最後にかけた一言がクソババアになっちゃったって...
まさか最後になるとは思いませんものね。
普段から感謝の言葉をかけておくのが大事なのかもしれませんね」
第434回 2つの選択肢を用意
何でも「イヤイヤ!」と拒絶する2歳の息子。
一計を案じて「こっちとこっち、どっちにする?」と聞くと、
喜んで選ぶようになった...
「なるほど、そうか。
無理やりじゃなく、自分で選ばせた、と、
持っていくことが大事なんですね。
ママ友にアドバイスを受けたそうですが、
これは情報交換の上で大事ですよね。
うちの女房も、その頃の友だちとずっと仲がいいんですよ」