番組ブログ
第1040回 千秋楽
4年間続いた「家族の時間」も、いよいよ最終回。
「早いもんですね、大学なら卒業、
オリンピックなら次の大会。
貴重な時間を過ごさせていただきました。
たくさんのゲストにも来て戴きました。
より一層深い繋がりができましたし...
何よりもメッセージを寄せてくださった皆さん、
ありがとうございます。全部紹介できず本当に申し訳ありません。
全国を回って聞いてるよ...と声をかけられるのが嬉しかった。
個人的には、番組がスタートしたのが、
両親が施設に入ることになった時期でした。
いろんなことを学びました。
家族との時間は、これからもずっと続いていきます」
第1039回 おばあちゃんの美容室を継ぐ!
75歳の義母が、3代続いた美容室を閉めようと思う...と
切り出したしたところ、そこにいた高2の姪が
「私が美容学校に行ってこの店を継ぐ!」宣言。
「素晴らしいですね。こういうお話が聞けるとは。
いやあ、家族の時間やってて、よかったなあ」
第1038回 父の声が入ったカセット
宝物はカセットテープ。
父が昭和40年代に、私と弟が童謡を歌ったり、
弟とボウリングゲームをするのを実況する父の声が入っている。
でも、父が亡くなってから、再生することができない...
「うちにもいっぱいあるなあ、カセット。
親戚一同が集まっての大宴会のとき、録音したのがあって、
お袋が楽しそうに歌ってるのが残っていて...
葬儀の時に流したりしたんだけど、声が残っているのは貴重なことですね」
第1037回 孫の笑いのツボを探す
愛知県の女性からの投稿をご紹介。
娘の家に出かけ、うがいをすると、1歳半の孫が大笑い。
一体何が起きたのか?
次の日も同じことをすると、同じく大爆笑!
娘がうがいをしても、笑わない。何が違うのか...
考えてみたらコーラスでソプラノ担当なので、
うがいが高音だったのがおかしかったのかと思い、
試しに娘にも同じように高音で実験させたら、やはり大笑い!
笑いのツボを探すのはとても楽しい作業でした...
「うがいって個性が出ますよね。
劇団で旅公演に出ると朝いちばんでうがいをするんだけど、
角野卓造さんのうがいはデカいですよー(笑)」
第1036回 祖母の手作り「だご汁」と「飴玉」
祖母がよく「だご汁」を作ってくれた。
うどんのようなもので、甘いのと、辛いの。
飴玉も手作りで、大鍋で水あめや砂糖を煮て
長く伸ばして糸で切ってざるで冷ます。
子どもたちはざるを回す係...なんと恵まれていたのでしょう!
「いいですねえ。俺が食べただご汁は辛い方でしたね。
農作業をしながらずっと聞いていてくださって、
いつか出してみたいと思っていて、思い切って出しましたとのこと、
本当にありがとうございます!」
番組終了のおしらせ
4年間に渡ってお送りしてきた
「渡辺徹 家族の時間」ですが、残念ながら今週一杯で
番組終了ということになりました。
残りわずかな日々ではございますが、
ラジオをお聞きの皆様からお寄せいただいたメッセージ、
心をこめて紹介していきたいと思います。
4年間、本当にたくさんのメール、ファクス、お葉書、お手紙をありがとうございました。
一通一通、素晴らしいメッセージばかりでしたが、限られた時間でもあり、
すべてをご紹介できなかったこと、申し訳なく思っています。
今後はぜひ皆さんの地元の番組に、メッセージをお寄せください。
また、いつか、どこかで、お耳にかかりたいと思います。
最終回には、この4年間を振り返っての、渡辺徹さんからのメッセージをお送りします。
どうぞ、お聞き逃しなく!
第1035回 全部やっておいたよ!
3人の子どもがいるお母様。
20年ほど前、38歳の誕生日に慌ただしく帰宅すると、
食事の支度や洗濯物の取り込み、風呂の用意など、
すべて終わっていて「誕生日だから全部やっておいたよ!」...
「これはうれしいですね。突然やってくれたりするとね。
うちもたまに、俺が食器を洗ったりすると凄い喜んでくれて。
そんなに喜んでくれるなら、毎日やろうかな...と思って続けてたんです。
でもある日、都合が悪くて洗わなかったら
『どうしたの、早く洗ってよ』...」
第1034回 白内障手術の父に付き添って
白内障の手術をする85歳の父に付き添って帰郷。
トイレの介護など嫌がって気を遣うけれど、
87歳の姉が毎日見舞いに来てくれた。
二人で大坂なおみの全豪オープンの話で盛り上がるのが妙におかしく、
ちょっとうれしくなりました...という女性からのメッセージ。
「いくつになっても男のプライド、恥ずかしさってあるんですよね。
でも80代のきょうだいが大坂なおみで盛り上がるのもいいですね!
うちの義母も、お年寄りの美容番組を見ながら
『年は取りたくないわね』と言ってました...」
第1033回 郷愁のつくし卵炒め
愛知県の50代男性から届いたメール。
母の味は「つくしの卵炒め」。
春になるとつくしを採ってきて、甘辛く炒めて食べるのが自慢料理でした。
忘れられない美味しいおかずです...
「私も小さい頃、つくし食べました。
家の目の前の土手から季節ごとにいろんなものとってきて。
つくし、せり、菜の花...土手を食べて育ったようなものです。
いなごも食べましたよ。でもだいたい、子どもの頃はあまり好きじゃなかったですが、
この年になると旨さがわかってくるというか、舌が覚えているというか...ほっとする味ですね」
第1032回 団地で過ごした子ども時代
団地で過ごした昭和の子ども時代の思い出。
小学生の頃、2DKの団地に住んでいた3人きょうだい。
目の前の公園で毎日日が暮れるまで遊び、
暗くなると母がベランダから呼んでくれた...
「懐かしいですね、公園には子どもがあふれていたし、
町内の子ども会でどこかへ遊びに行くとか...
そしてお袋が家の窓からもうご飯だよ! って叫ぶのが聞こえて...
家の前の土手で太陽にほえろごっこをやったりして...
いつまでもバカなことやってないで、って言われたのに、
それから何年か経つと、同じことやってもお金をもらえるようになって(笑)」
第1031回 紅白歌合戦に出た息子
紅白に出るから見てね! という息子からのメール。
何があったのかと思ったら、三山ひろしさんのけん玉ギネス挑戦に出るとのこと。当日、テレビを見ると、新記録達成者の一人としてうつっていて、その姿を見て嬉しくてなりませんでした...というお父様からのメール。
「これは凄いですね!
紅白に出るなんて、こんなに嬉しいことはないですよね。ちょうどその時間、俺温泉に入ってて見逃しちゃった(笑)
うちの長男もけん玉好きで、テレビで披露したことがあるんです。兄ちゃんがやると弟も真似したくなるのか、小さい頃から二人でやってましたね。放り投げるもんだから床がボコボコになりました(笑)」
第1030回 何もかもお見通しだった母
娘を出産して母になりました。
妊娠中は不安で一杯。生まれたらかわいくてかわいくて...。
母とはたまに電話で話す程度。
折り合いが悪かった母。気づいてなかったと思ってたのに、向こうは気づいていた...。
「お母さんは何でもお見通し。
女房も何でもお見通し(笑)。
次男の誕生日のとき『あんたを生んだときはね...』と思い出話をするんです。でもその時、マタニティー・ブルーになって大変だったのよ、って、しみじみ言い出して...。俺は話をあわせましたけど、実はその時、その言葉で、そんなに大変だったんだ...って、初めて知ったんです。改めて反省しました」
第1029回 サザエさんのような母と娘
婚姻届を出しに行く日、買物してくるわ、と出かけた母が「お財布忘れた」と家に戻ってきた。
サザエさんみたい...と笑っていたら、
婚姻届を出しに行った役所で身分証の提示を求められ、バッグを探したら...財布を家に忘れてました、という鹿児島の女性からのメッセージをご紹介。
「似たもの親子っていうんでしょうか、こういううっかり話ありますよね。
女房が家に帰ってきて、新しいマネジャーさんが人の顔と名前が覚えられないって、それじゃダメよね...って言うんで、そうなんだ、その人の名前なんていうの? って聞いたら「えーと...」(笑)
第1028回 夫と一緒にレコードを聴く
若い頃からクラシック好きの夫。
以前は興味なかったけれど、自然と耳に入ってきて心地よい。
最近では、掃除や洗濯を終えた後、一緒に耳を傾けます。コーヒー片手に聞いていると優雅な気持ちになります...という、新聞掲載の投稿をご紹介。
「レコードの技術はすばらしいですよね。コンサートにもお洒落をして出かけられたそうで。ぜひ、お芝居にも足を運んでいただきたいなと思います(笑)」
第1027回 介護なんて大嫌い!
介護なんて大嫌い!
40年経った今でもそう思う、という女性からのメッセージ。
「親の反対を押し切って結婚したその日から介護が始まりました。曾祖母の介護を5年、そしてガンになった義父の世話を看護師だからという理由だけで。誰も手伝ってくれませんでした...」
ご苦労なさったんですね...。
「介護が好きだ、とは言えませんよね。でも、好きにならなくても、当たり前のこと、生活の中の一部として、みんなで協力することの大切さを考えさせられました」(徹さん)
第1026回 気仙沼の空飛ぶ鰹
東日本大震災の日にご紹介したのは、福島県在住の女性から届いた葉書です。
「今では二人とも母親になった姉妹が小学生だった頃、夏休みに気仙沼に出かけました。漁船には鰹が山積みになっていて、ふと気が付くとドサーっ! と、一匹の鰹が目の前に飛んできて...。帰りはその鰹も一緒に帰ってきました」
震災前から気仙沼にはよくお邪魔していました。それが震災で一気に街の顔が変わってしまった...それからうちの女房がお邪魔して寄付をさせていただいたのがきっかけで、息子を連れて何度も出かけるようになりました。ついこの前もメカジキの取材に行ったり...皆さんも気仙沼に出かけておいしいものを食べて、応援していただければ...。
第1025回 大坂で下宿する息子へ
大阪で進学した息子。18年間、毎日戦争のように忙しかったけれど、いなくなってみると心配ばかり...という岐阜在住の女性から、エールを贈るメッセージ。
「一人暮らしは、大きなイベントですよね。俺も高校を出て文学座に通うために一人暮らしを始めました。当時家賃が1万円、台所も寒々しいただ水が出るだけ。でも初めての一人暮らし、パラダイスのように思っていました。金もないし、バイトもできないから、近所にあった同期の家に潜りこんで、ご飯を食べさせてもらったり、風呂に入れさせてもらったり...そこの家のお姉さんにも憧れました。甘酸っぱい思い出です」
第1024回 半世紀ぶりの電話
ふとしたきっかけで、かつて田舎で隣に暮らしていた7歳上のいとこの女性から、半世紀以上ぶりに電話がかかってきた。「誰だかわかる?」少なからず好意を持っていたお姉さんなので、しばらく話しこんだ...というメールをご紹介。
「相当久しぶりだったんですね。いとこ、しかもお姉さん。ちょっとドキドキしますよね。俺も4つ上のお姉さんのいとこがいて、少なからぬ好意というか...憧れていました。でもこのお姉さん、お袋が寝たきりになったときには毎日通ってきてくれて...昔も今もお世話になりっぱなしの大好きないとこです」
第1023回 バトンタッチ
夫は84歳。短気で気性が激しかったが、一緒に歩いていても老いて行かれてしまう。それが今では杖を突きながら手を組んでゆっくり歩く。たくましい腕は細くなり思い荷物は私がもつ。今では私が頼られ、役割りをゆっくりバトンタッチ。最近では夫に支えられていたことがよくわかってきて、深い感謝の気持ちを持つようになった...という女性の投稿をご紹介しました。
「素敵ですね。腕を組んで歩く。お姿が目に浮かぶようです。ウチも義理の母が86歳で、元気は元気なんですが、足元がちょっと不安なようです。2,3年前から、うちの息子たちと腕を組んで歩くようになりました。普段は恥ずかしがりなのに、友達とあってもお婆ちゃんと一緒なら平気なようです。いい光景です」
第1022回 家族で百人一首
家族で遊んだ百人一首。
自分の得意な札をそれとなく取らせてくれた両親...
子どもの頃は歌の意味などまったくわからなかったけれど、
今ではじっくり味わうことができる...
「うちはこういう習慣ありませんでしたねえ。
うちは親戚集まって花札だったなあ...」