番組ブログ
第999回 おばあちゃんの匂い
夫を早くに亡くし、働きづめだったおばあちゃん。
毎朝仏壇の花を替えるその香りが、
思い出と分かちがたく結びついている...。
「仏壇の 花替えの匂い 祖母の朝」
という一句を添えてくださいました。
「ふわーっと暖かいものに包まれたようなお便りですね。
おばあちゃんの音、仕草、行動パターン...決まったものがありますね。
うちも、もう何十年も、おばあちゃんの音があります。
起きると洗濯機の音、しばらくすると掃除機の音、
そして裏口が開いて新聞を取りに行く音。
たまに泊まりに行ったりして、その音が聴こえなかったりすると、
ちょっと寂しくなりますよね」
第998回 お利口な子とお利口でない子
双子の子どもたちが幼稚園の頃、
2人でお友達のことを
「お利口な子」と「お利口でない子」に分類して噂している。
どうしてお利口じゃないの? と尋ねてみたら、
「だって、ぶったりするから」との答え。
子どもたちは「お利口」ということばを
「思いやりがある。聞き分けがいい」という意味で使っていた。
そして最後には「おやつは、お利口!」とひとこと...
「子どもの世界があって、広い意味で言葉を使いますよね。
でも本当に話はちゃんと聞かなきゃいけないと思いますね。
昔、二男が小学校2年のとき部屋でクーラーつけて国会中継見てるって。
のぞいたらすやすや眠ってる。
女房がクーラーつけて心地よく寝てる、って言ったのを聞き間違えました...」
第997回 カレーときんぴらにびっくり!
今回は「似てる〜!やっぱり家族だね」。
カレーときんぴらゴボウを作って母親に持って行ったら、
向こうも同じ物を作って待っていた...という似た者親子の話。
「すごいですね、カレーだけならまだしも、
きんぴらまで...よくぞ合いましたね」
第996回 息子の言葉で料理に緊張感
料理に何の注文もなく、張り合いのなかった旦那様に比べ、
いろいろ口出しをしてくる息子さんのおかげで、
緊張感を持って料理をするようになったという女性。
今では、孫たちが遊びにきて「ばあばのご飯おいしい!」と
言ってくれるのが楽しみです...
「うちも女房も義理のお袋も、
美味しいもの食べたかったら、美味しいもの食べさせなきゃ...
って言うんですよ。だからあちこちに連れて行きました。
でもどこに行っても、結局は同じようなものが出てくるんですよ...」
第995回 娘の言葉にほっこり
お母さん、元気ないね。何かあったの?
何もないよ。なんで?
顔が寂しそうに見えたから...
そんな娘の言葉にほっこりしました、
というメールをご紹介。
「えてして家族にバレるもんですよね。
顔を見てると。でも気を遣って声をかけないと難しいですよね」
第994回 姉のラジカセ物語
ラジカセでテレビの歌番組を録音しようとした姉。
みんなに「静かにしろ」と厳命し、録音ボタンを押したら、
ばあちゃんが「はーやぐ食わねえど、さめっちまうどーっ!」
「私もラジカセ世代です。
ここぞというところで親父が咳き込んでみたり、
聞き直すとほとんどお袋の小言がBGMに入ってましたね...」
第993回 年下の甥、姪はいないけど
昔は子沢山が当たり前、
私は末っ子なので、甥や姪がほんのちょっと年下。
小豆島ではおじさんのことを「おっさん」と呼ぶので、
5、6歳の時、
子どものいる兄や姉から「おっさん」と言われるのが
とても嫌でした...という瀬戸内から届いたメールをご紹介。
「少子高齢化のいま、夢のような話ですね。
小豆島といえば、オリーブと二十四の瞳ですよね。
昔、学生時代に、二十四の瞳の芝居をやったことがあります。
それが俳優になろうかと思ったきっかけだったんです」
第992回 十分に報われた、ねぎらいの言葉
下の子が生まれる時、
上の子の世話のため、泊まり込みに行ったおばあちゃん。
孫娘は、何を食べても「美味しいねえ」「おいしいねえ」と繰り返す。
つたない言葉でも、その一言で十分に報われた。
感謝の思いを口にするのは、とても大切!
「当たり前のことですが、挨拶やお礼の言葉って、
言えてるようで言えてないことが多いですよね。
息子の友達でも、きちんと挨拶のできる子と、
できない子がいます。親の育て方って、大事ですよね」
第991回 私の唐揚げ自慢
我が家の、ではなく、私の味自慢を聞いてください...
という岐阜県の女性からのメッセージ。
私の唐揚げは天下一品!
鶏モモ、砂肝、豚モモ、ワカサギ、稚鮎、小アジ...
義理の父も唐揚げだけはお前のが一番美味い! と
ほめてくれました...
「美味しそうですね...でもすごいですね。
鶏だけじゃなく、いろんなものを...。
うちでも子どもたちが小さい頃は、よく揚げていた。
最近は作ってくれないので、どうしたのかなあ...
と思ったら、こないだ、仕事が早めに終わった時、
連絡しないで帰宅したら、あっ!
俺がいない時を狙って揚げてたんですよ...」
第990回 母の口癖 「感謝と我慢」
まもなく母の一周忌。
まだ心の整理がつきません。
昭和7年に生まれ、戦後嫁いで
苦労しながら3人姉妹を育ててくれた母。
口癖は「感謝と我慢」、
「必ず報われるから、この言葉、忘れないで...」と
言い続けていらしたそうです。
「昔の人たちって、当たり前のように夫婦でしたよね。
性格の不一致なんて言葉はなかったように思います。
結婚式まで相手の顔も知らなかったけど、
結局添い遂げたというのも当たり前。
長続きさせよう、と決意するのが
長続きするコツなのかもしれませんね」
第989回 元旦に亡くなった伯母
元旦、突然に亡くなった伯母。
後を追うように、5ヶ月後に亡くなった伯父...
母を早く亡くし、とても世話になった伯母さんだっただけに、
驚きと悲しみで声も出なかった...
「仲のよかった夫婦が立て続けに亡くなるのは、
よくあることですよね...
俺も仲のよかった伯父、伯母がたくさんいましたが、
ほとんど亡くなってしまって。
俺の頭の中ではみんなで新年会やってますよ」
第988回 できたじゃない
脳梗塞で夫が倒れ、とうとう来るべきものが...と
覚悟した女性。
服を着る順番が分からず、ズボンの上から
パンツをはいてしまったりしていたが、
着る順番に積み重ねておいたら見事ちゃんと身につけられ、
「できたじゃない!」と笑顔で拍手...
こんな風に明るく、楽しく介護に関わっていこうと決意、
これまで大変世話になって来ただけに、
これからは自分が支えていこう、と決意した...という
新聞掲載の投稿をご紹介。
「この発想は素晴らしいですね。
できなくなったことを'悲しむのじゃなく、
いったんリセットして、
こんなこともできるようになった...と見方を変えていく。
これは素晴らしいと思います」
第987回 母の特製炊き込みご飯
我が家の味、それは母の特製炊き込みご飯。
といっても醤油ベースでシイタケ、ゴボウ、
コンニャクを混ぜたシンプルなもの。
でも再現しようとしてもあの味は出せない...
「お母さんが作ってくれたから特製なんですね。
俺はこの年になって炊き込みの旨さがわかるようになって...
一番美味しいのは松茸ご飯かな。新米で炊いて、
スダチをかけて...秋刀魚の塩焼きがあると最高ですね」
第986回 瓜二つな娘と私
娘さんと性格も考え方も瓜二つというお父さんからの投稿。
似過ぎているから衝突も激しく、奥様も苦労が絶えないそうです。
娘さんは自分が父親に似てることが気に入らない、
お父さんは娘の考えが手に取るようにわかるので、
そこを突いてますます怒らせてしまう...
「お嬢さんはお父さんに似るって言われますけど、
その典型かもしれませんね。
うちも次男が女房に似てるので、ダメなところも似ているようで、
よく怒られてます」
第985回 還暦で真っ赤なドレス
ある日、結婚式場で働く娘から電話がかかってきた。
「衣装合わせに来てください」「???」
「ずっと前から『還暦には赤いドレス着るねん』って言ってたでしょう?」
18歳で結婚、3人の子が生まれたが24歳で夫に死別、
それから一生懸命働いて子どもたちを育て上げた投稿者...
誕生日は家族揃って真っ赤なドレスで記念撮影、
そして帰宅後はケーキでお祝い。
孫は「おばあちゃん、シンデレラみたい!」と言ってくれました...
「素敵な思い出ですね。
我が家にも、まもなく還暦を迎える者が1人同居しておりまして...
あんなに落ち着かない還暦がいていいものかどうかと思いますが...(笑)」
第984回 我が家のお正月 母のお雑煮は天下一品!
お正月のご馳走、数ある中で
一番好きなのは鶏ガラだしの「お雑煮」!
いくらでも食べられるので、
正月明けの体重増加が恐ろしかった...
「お雑煮は地域、家庭で特徴がありますよね。
うちはすまし汁で鶏肉で...
で、お正月が終わった後、残ったお餅を
即席の塩ラーメンに入れて食べるのが最高なんですよ...」
第983回 我が家のお正月 お正月には「今年の抱負」を宣言
元日、おせちを前に、家族全員、
「今年の抱負」を宣言するのが恒例だった家族。
「兄弟げんかをしない」など、たわいもない抱負だったけれど、
その年、折に触れ思い出すことがよくあった...
「いいですね。うちの女房の榊原の家も、
元旦にはお父さんの挨拶から始まり、
みんなが抱負を述べるんだそうです。
それでウチも、年が変わるとすぐに
ビデオの前で全員言わされるんです...」
第982回 我が家のお正月 家族で歌合戦
テレビのない時代の大晦日、三世代が揃って賞金付きの歌合戦!
傍には、餅の下がったクリスマスツリー!
きょうだいでのプレゼント交換にも工夫を凝らしました。
投稿者が選んだのは、当時10円だった「大嘗飴」という
北海道ならではのお菓子でした...
「賞金が出るのはびっくりですね!
いくらぐらい出たんでしょうねえ...」
第981回 我が家のお正月 お年玉は大きな50円玉
今週も「我が家のお正月」特集が続きます。
投稿者が幼い頃、60年前のお年玉は、
今のものより一回り大きな50円玉!
当時は大金で、くじを引いたり、
タコを買って新聞紙で足をつけて空に上げたり...
「タコ、そうそう、新聞紙を切って足を足して。
懐かしいですねえ」
第980回 我が家のお正月 消えた数の子&マグロ
お正月の買い出しのため、毎年、上野「アメ横」に通っていた家族。
ある年、クルマに荷物を詰め込むときに、
買ったはずの数の子とマグロが見当たらない...
父親は途端に不機嫌になり、毎年帰りに寄っていた寿司も食べられず、
お年玉までなくなってしまったという、悲しい思い出...
「それはショックですよね...
でも年末のアメ横の賑わいはすごいですよね。
子どもの頃は東京のおじさんが毎年、
アメ横で買った数の子を買って来てくれたのを覚えています」
第979回 我が家のお正月 北海道は大晦日からお正月!
北海道では大晦日からおせちを食べ、
家族が集まって来るのでてんてこ舞い!
除夜の鐘の前に年越しそば、そして元日の朝はお雑煮!
「そうなんですね、初めて知りました。
食べて食べて...太りますよね。これはどこでも一緒ですよね」
第978回 我が家のお正月 新年はすべて新品で!
かつて子どもたちが小さかった頃は、
お正月には身に付けるものはすべて新調、
また家族全員のセーターを編み上げたこともあった...
という60代女性からのメールをご紹介。
「俺が小さい頃も、いま以上に、
正月には新調する習慣がありました。
大晦日になると散髪に行って、銭湯に行って、
そして年が明けると新年のご挨拶。
昔ながらのこういう習慣、皆さまのお宅では残っていますか?」
第977回 2019年もよろしくお願いします
あけましておめでとうございます!
...ということで、新年のご挨拶。
「平成も終わりの年ですね...
渡辺家としては、健康をテーマにしようということで、
ひさびさに女房と一緒にスクワット運動を始めました。
朝、2人で洗面所でやってます。
去年できなかった家族ゴルフも、一緒にやりたいと思ってます。
仕事はやりたいことが一杯あって、
朗読劇とか、徹座とか、お芝居の話も2、3本あります。
そして家族の時間!
これまでにも熊本や名古屋、東京スカイツリーにお邪魔しましたが、
こういう機会を増やしていきたいなあ。
ハワイ編もやってみたいですね(笑)!」