ホラー、オカルト、大好きなワタシだが、やはり一番怖いのは人間だと思う。
人間の欲望、恨み、怨念ほど怖いものはない。
さて、まさに「人間が、一番怖い」というコピーがついているのが『絶叫学級』。
原作はコミックの学園もの。
誰よりもかわいく、きれいになりたいと思う女子高校生たちのエゴが生む残酷物語だ。
特に、学校イチの人気者リオの恐ろしさは秀逸。
主人公の加奈（ワタシとまったく同じ名前）はラストでどちらに傾くか。
彼女に良心は残っているのか、いないのか？！
心の闇に潜む小さい悪が巻き起こすリアルホラーファンタジー。

もう一本。
こちらも人間が一番怖いと思わせる映画『ファインド・アウト』。
主演はこれまた怖い演技が秀逸のアマンダ・セイフライド。
人が消えるという現象、それは誘拐なのか、神隠しなのか。
少女の妄想から来る虚言症として闇に葬り去られてしまった拉致事件。
しかし１年後にまったく同じ事件が起こる。
少女はこの事件が嘘ではないことを証明するために一人で立ち向かう。
果たしてやはり彼女の嘘なのか。それとも真犯人が存在するのか。
リアリティあふれるスリラー。

『絶叫学級』　　　　　６月１４日公開
『ファインド・アウト』　６月１５日公開