Jul04
いのうえ歌舞伎
劇団新感線のいのうえ歌舞伎。
今回は『シレンとラギ』。
女暗殺者シレンと、若武者ラギの物語。
闘いの中で惹かれあう2人だが、
やがて真実&宿命を知ることになる。
主演の永作博美、藤原竜也に加えて、
古田新太、三宅弘城、橋本じゅんなど、
実力派が脇を固める。
特に、高橋克美がよかった。
声の出し方といい台詞回しといい、底力がある。
この、いのうえ歌舞伎シリーズは一度見ると癖になる。
大体、毎回のパターンは決まっているのだが、
毎回見ないと気がすまなくなってくるのだ。
水戸黄門?みたいなものか?
ところどころに出てくる"見得"は、もちろん歌舞伎風。
冒頭とラストで主役が光の中で風に吹かれるという演出は、
ここ何回かのおきまりになってきたが、
コレがまたカッコいい。
たぶん役者自身も悦に入っているだろうな。
そう、いのうえ歌舞伎では、役者が生き生きと
楽しそうに舞台の上で動いているから気持ちがいいのだ。
あ。ちなみに、いのうえひでのりが演出しているから
いのうえ歌舞伎ね。
いのうえ歌舞伎を一度も観たことがないという方、
是非一度、あのワクワク感を体験してみてください。
次回は確か年末。
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