文化放送

水谷加奈のエンタの女王

映画、芝居、コンサート、歌舞伎、ミュージカルから、落語に文楽、能や狂言、そして、美術館、写真展、遊園地!?に至るまで。とにかくこの世は楽しいことがいっぱい!なのだ。エンタの女王、水谷発信の情報で、あなたも毎日エンジョイ!

Dec12

もうひとりの自分?

スウィッチ欧米では多くの人が利用しているという
"ホームエクスチエンジ"。
長期休暇をとるときに、期間限定で
他人とアパートを交換するというシステムだ。
うーん、日本では考えられないから、
いまひとつピンと来ないのだが...。
以前、同じような状況設定で、
キャメロンディアス主演のラブコメディがあったが、
この映画は、オソロシイ......ことに。

25歳のソフィは、仕事も恋愛もうまくいっていなかった。
そこで、知人に勧められてパリ在住の女性と
アパートを交換することに。
とんとん拍子でコトが進み、
憧れのパリ旅行にでかけるソフィ。
ゴージャスなアパートに着いてワクワクしたのもつかの間、
翌朝目覚めると、部屋には男の変死体が。
さらに凶器には自分の指紋がついているわ、
パスポートは偽造されているわ、
住民達は、ソフィが前からそこに住んでいたと証明するわ、
もー、何がなんだかわからん状態!!
殺人容疑で逮捕されるソフィ。
もしも私がソフィだったらどうするだろうと考えるが、
そこはもう警察の動きを見守るしかない。
こんなバカげた濡れ衣はありえないから、
すぐにわかってくれるに違いないと、フツーは警察を信じる。
......しかし!
警察が実に頼りないのだ。
こんな誤解はありえないだろーというくらい動きが遅い。

と、ここまではサスペンス。
ここからは、あきらめない女ソフィのアクションものになる。
走るわ奪うわ闘うわ。
一夜にして自分の存在が消えて、
存在自体が交換(スウィッチ)してしまったら......、
自分だったらどうするか、想像しながら見ると楽しめる。


『スウィッチ』
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