Aug05
奥様お尻をどうぞ
作・演出 ケラリーノ・サンドロビッチ。
この人の作品は、おもしろいときはおもしろい。
こむずかしいときはこむずかしい。
くだらないときはくだらない。
案外不安定。
でもだからこそ観たくなる。
今回は、2007年の再演。
前回の舞台は観ていないのだが、なんでも
『この上なく凶暴、極めて不毛』
『演劇界に大きな衝撃』
『途中で席を立つ観客も』
なーんていう噂を聞いている。
じゃ、今回は......??!!
『極めておバカ。おバカ以外のなにものでもない!』
いやいや、ホントにおバカを極めていた。
ストーリーは...といわれても、うまく答えられない。
はっきり言ってコントの連続。
古田新太、ほとんど裸だし。
でも、八嶋智人、大倉孝二、犬山イヌ子、
入江雅人、八十田勇一など、役者は揃っている。
2時間半と、割と長丁場なのだが、
途中で観客が笑い疲れてくると、
そこをうまくつっこんでくる。
とはいうものの、
原発問題をテーマに組み込んでいるので、
ただのおバカにはなっていない。
いたってブラック、いたってシニカル。
しかしヘンなタイトル。。。
『奥様お尻をどうぞ』
本多劇場にて 8月28日まで
その後大阪