May09
劇団☆新感線
あー、やっぱり劇団☆新感線を見ると
すっきりするなあ。
舞台は戦前の1930年。
ヤクザの組同志の抗争が繰り広げられる中、
ブラジル人と日本人のハーフであるオセロは、
美しく若いモナと結婚。
しかし、チンピラ上がりのミミナシという男に
ハメられて、オセロはモナの愛を疑い始める。
男の嫉妬は厄介だ。
ラストはぐっとくる。
客席からは女性のすすり泣きも!
今回の主役、オセロに橋本じゅん。
(古田新太はコクーンに出ているようだ)
腰を痛めてしばらく休んでいた橋本じゅんだが、
元気に復帰。
あの、腹から出る気持ちの良い響きの声を聞くと
嬉しくなる。
そしてなんといっても、彼の絶妙な間。
たぶんアドリブもそこかしこに散らばっていると思う。
橋本じゅんが、いい感じのアドリブで
時に他の役者を翻弄したり混乱させたり、
その兼ね合いがスリリングで面白い。
悪役の田中哲司、恋人役の石原さとみも好演。
好きだなあ。橋本じゅん。
夏休みは彼がフック船長を演じる
ピーターパンを観にいっちゃおうかな。
『港町純情オセロ』
赤坂ACTシアター 5月15日まで