文化放送

水谷加奈のエンタの女王

映画、芝居、コンサート、歌舞伎、ミュージカルから、落語に文楽、能や狂言、そして、美術館、写真展、遊園地!?に至るまで。とにかくこの世は楽しいことがいっぱい!なのだ。エンタの女王、水谷発信の情報で、あなたも毎日エンジョイ!

Feb11

でんでん

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でんでんって知ってます?
そう、役者さんの名前です。
実は私、10年ほど前から大ファンだったのだ。
初めてでんでんを見たのは、
ラサール石井さんなどが出演していた舞台。
なーんか、フツーのおじさんがフツーにいるなあ、
と思った。110211_2.jpg
でも、そのフツー加減があまりにナチュラルで~。
"リアルなおじさん"という印象だったのを
覚えている。
その後、舞台はもちろん映画などでは、
"人のいい八百屋のおじさん"的な役柄で
登場することが多くなった。
たぶん誰しもが一度は映画やドラマのワンシーンで
見ていると思う。
最近の映画だと『クライマーズ・ハイ』や、
『母ベえ』『ゴールデンスランバー』『悪人』
など。
そのでんでんが苦節(!?)30年、
60歳にして新境地を開いたのが、今上演中の映画、
『冷たい熱帯魚』。
この作品、ヒジョーにダークでディープ。
なんてったってR18指定の、エログロ。
でも人間の狂気に迫る内容で、怖いのだ。
そしてでんでんだが、
途中までは今までのイメージどおり、
気のいいそこらのおおじさん、で登場しているが、
途中で一気に豹変するのだ。
その変わりようが怖い!!怖すぎる!
さすがでんでん。
でんでんの狂気の演技、必見。

話題の作品なので映画館は混んでるらしい。
先日、番組のゲストで
でんでんが来てくださったのだが、
つかみどころのないおじさんだった。

『冷たい熱帯魚』
     上演中

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