あー。不覚にも泣いてしまった。
この映画、割と単純なサクセスストーリーなんだが、
あー。ラストで泣いちゃったよー。

テレビ局で働くベッキーは、
憧れのニューヨークでモーニングショーの
プロデューサーに採用される。
しかし担当する番組は、超低視聴率番組。
視聴率を上げられなかったら、
番組は打ち切りだと宣告される。
さあ、ベッキーは番組の数字を上げることが
できるのか！？
どんな方法を思いつくのか！？

とにかく仕事一筋に前向きに頑張る女性の、
なんと気持ちよいことか。
ベッキーは手を抜かない、そしてあきらめない。
私に最近、欠けているものを教えてくれたような
気もする。。。
ベッキーはいつも髪を振り乱して仕事しているのだが、
途中でドレスアップして、
「ほら、キミはきれいなんだよ」
なーんていうお決まりのシーンがないところも
なんだか小気味よい。
最後までしゃれっ気なく猪突猛進。　

プライドが高くてカタブツのキャスターの
マイクにハリソンフォード。
相手の女性キャスター、高慢なオツボネさまの
コリーンにダイアンキートン。
２人とも最初は嫌な人モードなんだが、
なんだ、いいヤツじゃん。と思える
チャーミングなキャラになっている。

今のテレビを見ていると、
キャスター、コメンテーターが並んで、
予定調和の笑顔とコメントを発する
キモチワルーいワイドショーがあるが、
そういう番組は面白くないんだよ！
と警鐘を鳴らしてくれている映画なのだ。
もちろんラジオもそうだが、
相手と馴れ合いのトークになってしまったら、
ちっとも面白くない。
そこをハリソンフォードとダイアンキートンが
絶妙に表現している。

ベッキーのように全身全霊でぶつかっていけば、
相手は自分を理解してくれるし、夢はかなう。
逃げない女、ベッキーは清々しい。
。。。でも逃げないって、難しいよね。

『恋とニュースのつくり方』
２月２５日より公開

夕焼け寺ちゃん活動中でご一緒している
マシンガンズが本を出した。
『女はみんな同じ教科書を読んでいる』
あの、幻冬舎刊というところが、まずすごい！
正直言って、この本を受け取って、
とりあえずさっと斜め読みしようっ！
なーんて思ってぱらぱらとめくり始めたのだが、
不覚にも！？熟読してしまった。

女が突然怒るのは何故か？
合コンでの振舞いに関する女の心理は。
４０代女で気をつけなくてはいけないことは。
などなど、男から見た女の謎を解き明かすべく、
女を知るためのHow To本になっているのだが、
これがなかなか鋭く面白くおかしいのだ。
しかも、
マシンガンズの２人がトークしたことを
誰かプロのライターがまとめたんだろうと
思っていたら、大間違い！
滝沢君が1年半かけて書いたものなんだって！
それに西堀くんが軽くツッコミを入れているという
構成になっている。

ま、ひとこと言わせてもらえば、
ねーねー、そんなにうざくて女々しい女としか
つきあったことないのー？
と。
しかし、
あるある、こういうこと！
いるいる、こういう女！
と笑ってしまうエピソードが盛りだくさん。
是非読んでみてくだされ。

でんでんって知ってます？
そう、役者さんの名前です。
実は私、10年ほど前から大ファンだったのだ。
初めてでんでんを見たのは、
ラサール石井さんなどが出演していた舞台。
なーんか、フツーのおじさんがフツーにいるなあ、
と思った。
でも、そのフツー加減があまりにナチュラルで～。
"リアルなおじさん"という印象だったのを
覚えている。
その後、舞台はもちろん映画などでは、
"人のいい八百屋のおじさん"的な役柄で
登場することが多くなった。
たぶん誰しもが一度は映画やドラマのワンシーンで
見ていると思う。
最近の映画だと『クライマーズ・ハイ』や、
『母ベえ』『ゴールデンスランバー』『悪人』
など。
そのでんでんが苦節（！？）30年、
60歳にして新境地を開いたのが、今上演中の映画、
『冷たい熱帯魚』。
この作品、ヒジョーにダークでディープ。
なんてったってR１８指定の、エログロ。
でも人間の狂気に迫る内容で、怖いのだ。
そしてでんでんだが、
途中までは今までのイメージどおり、
気のいいそこらのおおじさん、で登場しているが、
途中で一気に豹変するのだ。
その変わりようが怖い！！怖すぎる！
さすがでんでん。
でんでんの狂気の演技、必見。

話題の作品なので映画館は混んでるらしい。
先日、番組のゲストで
でんでんが来てくださったのだが、
つかみどころのないおじさんだった。

『冷たい熱帯魚』
　　　　　上演中

サンディエゴで起きた謎の未解決事件。
２１日間に渡って撮影されたホームビデオの記録を
映像にまとめたという設定で大ヒットした
『パラノーマルアクティビティ』から１年。
低予算ながら口コミだけで空前のヒット作になった
というのは記憶は新しい。

それなら２匹目のドジョウを狙え！ってことで、
出た！
『パラノーマルアクティビティ２』
今度は一体なにが映っているのか！？
リビングや庭のプールサイドに設置された
カメラが映したものは......！？
吠え続ける犬、泣き止まない赤ちゃん、
なぜか朝になるとプールの外に出ている機械。
ひとりでに動き出す子供のおもちゃ。
２ヶ月に渡って起こった超常現象を
カメラが克明に捕えている。

そうねえ。
２匹目だけど、設定としては１作目より
好きかな。

ちなみに『パラノーマルアクティビティ』は
DVDで是非見てください。
なぜなら、ラストが２パターンあるから。
映画とは別の結末が収録されている。
それから、『パラノーマルエンティティ』という
パッケージもタイトルもパクリ！っていうのが
並んでいるから、間違えないように。
ワタシ、見事に間違えてダマされました！

さ、このシリーズ、３匹目のドジョウも出るかな？

『パラノーマルアクティビティ　２』
　　　　　　２月１１日より公開