もう正月モードもないよね。
今回は、浦沢直樹さんプレゼンツの音楽企画!
高田純次さんにもわかる、「ボブ・ディラン講座」!!
高田「オレにわかれば日本の人のほとんどの人は理解できるからね」
ラジオ業界初めてかも?
ボブ・ディランの曲、「One Too Many Mornings(原題:いつもの朝に)」を
3回、かけました。
でも、まるで別の曲!と思うほどのバージョン違い!
その違いから、ボブ・ディランの曲作りの変遷をたどろうという、
いたって真面目な企画なのでありますッ!
まずは1964年、3作目のアルバム「時代は変わる」収録バージョン。
「風に吹かれて」を出した後、でもまだまだ20代前半。
高田「20代で?!クセがありすぎるね」
浦沢「オマセですよね」
続いては、1966年。
マンチェスター、「フリー・トレード・ホール」でのライブバージョン、
「ロイヤル・アルバート・ホール」に収録された「いつもの朝に」
エレキギターで全く雰囲気が違いますね。
でも、なぜタイトルは「ロイヤル・アルバート・ホール」なのか。
元々、ライブ音源が海賊版で出回っていたのですが、
会場が「フリー・トレード・ホール」のところを、
「ロイヤル・アルバート・ホール」と誤っていました。
正規にリリースするとなった際も、その間違いを生かしたという、
ボブ・ディランなりの「シャレ」だったんですね。
さらに、このライブでは、エレキギターを使用したことから、
フォークを好む観衆から「ユダ!(裏切り者!)」と野次を飛ばされました。
こちらは有名な逸話でしょうか。
そしてそして!
1976年「激しい雨」に収録されたバージョンは
「いつもの朝に」の完成型とも言われています。
高田「これはすごいね」
浦沢「衝撃的でした」
この3曲(というか、3バージョン)を聴くことで、
ボブ・ディランの曲の作り方を理解できるのではないでしょうか。
今でも精力的にライブを続けているボブ・ディランですが、
毎晩毎晩、違うバージョンを奏で続けているそうです。
ちなみに、浦沢さんは
ボブ・ディランとザ・バンドがこもっていたという山小屋にも
訪れたことがあるそうです。
今はボブ・ディラン好きのご夫婦が保管しているという地下室で、
浦沢さんはボブ・ディランの似顔絵を描いてきたとのこと。
まるで、音楽の授業を聴いているような、
浦沢直樹さんによるボブ・ディラン「いつもの朝に」特集でした!
そして、2週続けてお休みでしたが、
皆さまからのメッセージ、お待ちしてますよ!
「愛ってなんだ」には、
高田さん、浦沢さんに話してほしいテーマや質問、
「今週のツブヤイター!」は、
願望、妄想、標語にしたい事、美しい景色を読んだ一句、など
思いつくままに、五七五でも何でもOKです!
なんか面白い事を思いついたら、どんどん投稿してくださいね。