くにまる健康相談室
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「食事バランスガイド」邦丸さん(50代男性)の場合
TIME ※音声は9月10日配信予定です。

 食事のバランスとして「何を食べれば良いのか」ということは厚生労働省と農林水産省が推奨する「食事バランスガイド」でわかりますが、この5つのカテゴリーならいくら食べてもいい、というわけではありません。

 そこで、邦丸さんを例にして、50代男性の場合を考えてみましょう。

 日本人の食事摂取基準によりますと、50~69歳の男性で、身体活動レベルが "ふつう"(一般のサラリーマンや座っての仕事が中心)の方ですと、一日の推定エネルギー必要量は、2450キロカロリーです。

 あくまでも、目安として考えていただければと思いますが、一日2400キロカロリーになる量をバランスよく、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物で摂るわけですが、その参考例をご紹介します。

※単位は「サービング」という数で表し、「いくつ分」と表現します。


■主食は7つ

主に炭水化物の供給源であるごはん、パン、麺、パスタなどを主材料とする料理。

【料理例】

1つ分=ごはん小盛り1杯/おにぎり1個/食パン1枚、

    ロールパン2個など

2つ分=うどん・そば・ラーメン・スパゲッティーなどの1杯分、

    ごはん大盛、もしくは丼ものやチャーハン1杯分など


■副菜は6つ

主にビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源である野菜、いも、豆類(大豆を除く)、きのこ、海藻などを主材料とする料理。

【料理例】

1つ分=ゴマ和え/お浸し/ひじきの煮物やきんぴらごぼう/煮豆、

    酢の物/いわゆる野菜やイモの小鉢もの、

    野菜たっぷりの味噌汁や野菜スープなど

2つ分=野菜の煮しめ/野菜炒めなど、

    野菜やイモの大きめの鉢や皿ものなど


■主菜は4~5つ

主にたんぱく質供給源である肉、魚、卵、大豆、大豆製品などを主材料とする料理。

【料理例】

1つ分=冷奴/納豆/目玉焼き(1個分)など

2つ分=焼き魚や煮魚・魚のフライ・刺身/焼き鳥2本など

3つ分=ハンバーグ/豚肉のしょうが焼き/鶏肉のから揚げなど

※酢豚のように、野菜も肉も取れるようなメニューの場合、主菜と副菜の両方にカウントします。

酢豚は、主菜として3つ分、副菜として2つ分、肉じゃがは、主菜として1つ分、副菜として3つ分としてカウントします。


■牛乳・乳製品は2つ

主にカルシウムの供給源である、牛乳、ヨーグルト、チーズなど。

【料理例】

1つ分=チーズ1枚/ヨーグルト1パックなど

2つ分=牛乳瓶1本分など


■果物は2つ

主にビタミンC、カリウムなどの供給源である、りんご、みかんなどの果実やすいか、いちごなどの果実的な野菜。

【料理例】

1つ分=みかん・かき・桃などは1個/りんご・梨は半分、

    ぶどう半房など


以上を参考に、過不足や偏りなど、日々の食生活をチェックしてみましょう。

ごはんなどの炭水化物、肉や魚類、野菜などのおおよその量がつかめたら、あとは毎日いろいろとメニューを変えて、摂っていただくのがよいと思います。



■農林水産省「食事バランスガイド」のURL

■厚生労働省「食事バランスガイド」のURL

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2013.09.05

野村邦丸

野村邦丸

高校野球(特に神奈川県大会)と箱根駅伝をこよなく愛し、感動的なエピソードをリスナーにお伝えできることもあるが、 一方で細部に入りすぎる話題は煙たがられることもしばしば。
意外に物知りで、リスナー相手のクイズでは本気を出して勝つことも多い。

サントリーウエルネスは、長年にわたる食の科学的研究や品質管理技術をベースに、健康・ライフサイエンス分野に挑戦しています。
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