正確に動く通勤列車で大量の労働者が都心に運び込まれる。
出る杭は打たれ、同じ業界の人は何だか同じような格好をする。
若者は最新の家電製品を初めて見たときから器用に使いこなす。
でも、あまりに独自に発達しすぎたガジェットは
世界から「ガラパゴス」と呼ばれる。
二次元のキャラクターにしか恋をしない男もいる。
秋葉原のショップには、原作者も顔負けの同人誌があふれる。
若い女性が座禅や仏像に魅せらる。
400年以上前に討ち死にした武将がアイドルになっても
驚いてはいられない。
別の若い女性は皇居の周りを大挙してランニング。
また別の若い女性は登山に、自転車に、フットサルに・・・。
「健康ブーム」なんて言葉じゃちょっと説明がつかないようだ。
フラメンコを学ぶ人の数はスペイン本国を大幅に超え
ポールスミスの店舗数は英国の比ではない。
スーツの販売着数はもちろん世界一!
インスタントコーヒーが発明され
バタフライという難しい泳法が生み出されたのもこの国だ。
失われた10年は気付けば失われた20年に近づいている。
住んでいる自分たちすら不思議で仕方ない国、ニッポン。
明日が明るいのか暗いのかさえ分からない国、ジャパン。
さあ、ジャパンを語ろう!
どんなインテリでも語れないこの国を
もし語れるとしたら、この男だ。
野村邦丸。
もちろん根拠はないが、騙されたと思って着いて来てほしい。
運か?実力か?
偶然か?定めか?
とにかく平日の4時間を
毎日この男が語りつくす。
それが「くにまるジャパン」だ。