「路地裏の居酒屋文化論」 ゲスト:マイク・モラスキーさん
マイク・モラスキーさんは1956年生まれ。アメリカ合衆国のセントルイス市のご出身。1976年に初来日され、延べ17年日本に滞在。シカゴ大学大学院で日本文学の博士号を取られ、ミネソタ大学を経て、今年の4月より、一橋大学大学院の社会学研究科の教授に就任。主に、音楽社会学およびジャズ文化論の講義を担当されています。著書には『ジャズ喫茶論――戦後の日本文化を歩く』などがあり、ユニークな視点で日本文化を考察されています。また、東京周辺のジャズ・クラブを中心に出演するピアニストでもあり、今年の7月にはCDアルバム『Dr. U-Turn Mike Molasky solo piano 』をリリースされています。
モラスキーさんの趣味のひとつがカウンター中心の居酒屋探訪。初来日の時、ホームステイしたのが東京の下町葛飾区。その界隈でアットホームな居酒屋を体験して以来、ひとりで赤提灯の暖簾をくぐり、カウンターで酒をたしなみ、隣のお客やご主人との会話を楽しんでいるそうなんです。
しかし、そのときの会話で困るのが職業の話題。モラスキーさんは、学生や大学の関係者以外の人に「センセイ」と呼ばれるのが大の苦手なんだそうです。そんなモラスキーさんが本職をなんとかごまかす方法として編み出したネタが「私は在日外国人ハゲマス会の会長です」と答え、自分のピカピカの額にそっと手を添えるというものなんだそうです。
次回もマイク・モラスキーさんの居酒屋文化論をご期待ください。
★マイク・モラスキー公式サイトはこちら http://molasky.nsf.jp/