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デイトライン東京の最近のブログ記事

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「路地裏の居酒屋文化論」        ゲスト:マイク・モラスキーさんk20101117a.jpg

 

 マイク・モラスキーさんは1956年生まれ。アメリカ合衆国のセントルイス市のご出身。1976年に初来日され、延べ17年日本に滞在。シカゴ大学大学院で日本文学の博士号を取られ、ミネソタ大学を経て、今年の4月より、一橋大学大学院の社会学研究科の教授に就任。主に、音楽社会学およびジャズ文化論の講義を担当されています。著書には『ジャズ喫茶論――戦後の日本文化を歩く』などがあり、ユニークな視点で日本文化を考察されています。また、東京周辺のジャズ・クラブを中心に出演するピアニストでもあり、今年の7月にはCDアルバム『Dr. U-Turn  Mike Molasky  solo piano 』をリリースされています。

モラスキーさんの趣味のひとつがカウンター中心の居酒屋探訪。初来日の時、ホームステイしたのが東京の下町葛飾区。その界隈でアットホームな居酒屋を体験して以来、ひとりで赤提灯の暖簾をくぐり、カウンターで酒をたしなみ、隣のお客やご主人との会話を楽しんでいるそうなんです。

しかし、そのときの会話で困るのが職業の話題。モラスキーさんは、学生や大学の関係者以外の人に「センセイ」と呼ばれるのが大の苦手なんだそうです。そんなモラスキーさんが本職をなんとかごまかす方法として編み出したネタが「私は在日外国人ハゲマス会の会長です」と答え、自分のピカピカの額にそっと手を添えるというものなんだそうです。

 

次回もマイク・モラスキーさんの居酒屋文化論をご期待ください。

★マイク・モラスキー公式サイトはこちら http://molasky.nsf.jp/

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「男性の子育て 日英イクメン事情」 ゲスト:スティーブン・ウォルシュさん

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ジョークとサッカーが大好物という、イギリス出身の翻訳家・作家のスティーブン・ウォルシュさんでが2回目のご登場です。

 

埼玉県川口市で4人のお子さんを育てているパパ、スティーブン・ウォルシュさん。長男と次男はイギリスで生まれ、長女と次女は日本で生まれたそうです。

もちろん、朝食づくりや幼稚園の送り迎えなど、子どもの世話や家事は積極的に行っているそうです。

 

ウォルシュさんに限らず、現代のイギリスの若い父親たちは、積極的に子育てに参加し、子供と一緒に時間を過ごしたいという思いは年々強くなっているそうなんです。

 そのバックアップとして、Paternity leave(パタニティーリーブ)」という新しい法律ができて、子供が生まれる父親もしくは養子を迎え入れる男性であれば、子供1人あたり連続して最長2週間までの休暇が取得できます。

その間、雇用主から育児休暇手当てを週当たりで約100ポンド支給されるそうです。さらに、以前からある制度として「Parental leaveペアレンタル・リーブ)」があり、子供が5歳の誕生日までに、1人につき13週間の休暇が無給で取得できるそうです。

 

Paternity leave」を利用しないにしても、イギリスの父親の90%以上が、通常の有給休暇を利用するなどして、出産時には休暇を取っているということでした。

欧米各国で進む父親の子育て参加ですが、政治制度や教育制度などをイギリスから学んできた日本は、イクメン文化もイギリスから学ぶと、ちょうどいいかもしれませんね。

 

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「がんばれ!日本のプロ野球」  ゲスト:ウェイン・グラシックさん

 

本日のゲストは、日米プロ野球の架け橋、アメリカ人スポーツジャーナリスト、

ウェイン・グラシックさんでした。

ウェイン・グラシックさんはアメリカ・ニュージャージー州の出身。1969年に在日米軍の一員として来日されたのですが、日本のプロ野球に魅せられ、30年以上スポーツ記者としてご活躍されています。日本テレビのジャイアンツ戦では、取材とともに英語による実況もご担当されていました。現在は、英字新聞「ジャパンタイムス」でプロ野球コラムを手掛けています。

 

プロ野球の人気低迷が叫ばれるなか、今年の日本シリーズのテレビ地上波での全国中継が第1戦、2戦ありませんでした。

このプロ野球の状況をウェインさんに尋ねたところ、「私は楽観的です。たとえスター選手がメジャーへキープ・ゴーイング(流出し続ける)でも、同時にアマ球界や2軍からキープ・カミング(補充され続ける)であればよい。日本球界にはそれだけの土壌がある。」というお答えでした。また、今年のドラフト会議が大きな注目を集め、大学卒業のルーキーたちに大いに期待できるということでした。

ウェインさんが来シーズン、日本の球界に帰ってきてほしい日本人メジャーリーガーは松井秀喜選手で、来シーズンにセ・リーグも指名代者制を採用して、松井選手が読売ジャイアンツに復帰すれば、プロ野球はすごく盛り上がるはずだということでした。

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ウェイン・グラシックさんのライフワーク「英語版 日本プロ野球メディアガイド」をご希望の方はこちらまで。

Wayne@JapanBall.com


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「日本の少子化 フランスに学ぶ点」  ゲスト:ドラ・トーザンさん

 

本日のゲストは、日本とフランスという架け橋パリジェンヌ!国際ジャーナリスト、エッセイストのドラ・トーザンさん。

 

ドラ・トーザンさんは、フランス・パリのご出身。ソルボンヌ大学とパリ政治学院を卒業され国連広報部に勤務後、NHKのテレビ「フランス語会話」への出演がきっかけで日本にお住まいになります。以来、暮らしやおしゃれといった身近なテーマから女性問題、ワークライフバランスといった幅広いテーマで、新聞や雑誌へ執筆。また、講演活動などでご活躍中。主な著書には、『パリジェンヌ流おしゃれな自分革命』、『願いを叶えるDORAのドラ猫』などがあります。

 

ドラさんによりますと、ヨーロッパ随一の出生率を誇るフランスでは,結婚するカップルは減っているのに、子どもを産む女性が増えているそうなんです。

 

実は、この背景には結婚制度に対して疑問を抱くカップルが多く、パートナー関係(同棲関係)で子どもを作るカップルが多いそうなんです。当然、婚外子は、既婚カップルの子どもと同じ手当てを受けられるそうなんです。

また、フランスでは3歳児から学校に通い始め、子育ては3歳までという習慣があるそうなんです。

さらに、「フランスは社会の変化に制度が対応するのが早い」ともおっしゃっていました。

 

パートナー関係の文化、教育制度、手厚い手当てなど、日本がフランスを参考にする点はたくさんあるようです。

 

 

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国際ジャーナリスト ドラ・トーザンさんのHPはこちら

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「歌舞伎町案内人が斬る日中関係」  ゲスト:李小牧(リー シャム)さん

 

本日のゲストは、舞伎町案内人 中国人作家・ジャーナリストの李小牧さんでした。

李小牧さんは中国湖南省出身。バレエダンサー、文芸紙の記者、貿易会社の社員などを経て、1988年にデザインを学ぶため私費留学生として来日。その後、新宿の歌舞伎町に魅せられ「歌舞伎町案内人」としての活動をスタートするとともに、作家・ジャーナリストとしても活躍。これまでに17冊の著書を出版。現在は、ニューズウィーク日本版のオフィシャルサイトにコラムを執筆中です。

 

混迷の続く日中関係ですが、在日22年の李さんによりますと、中国の若者たちの反日感情と中国政府に対する不信感は根深く、まだまだ反日デモ続くのではないかということでした。

 

また、日本政府の対応もマズく、日本人はケンカをするのが下手だということでした。中国人の間では、ケンカは日常茶飯事。これは相手といい関係を築きたいから心をさらけ出すからで、互いに率直に言い合えば、ケンカをしても尾を引かないそうなんです。このような国民性の違いも、現代の日中関係に影響を与えているのではないかということでした。

 

李小牧さんの著書「歌舞伎町より愛をこめて 路上から見た日本」は、阪急コミュニケーションズより絶賛発売中です。

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「日本の観光 魅力と課題」   ゲスト:ジギャン・クマル・タパさん

 

本日のゲストは、ネパールと日本の架け橋を目指されているネパール政府公式通訳で国際行政の研究者でもあるジギャン・クマル・タパさん。

 

タパさんは、ネパールの首都カトマンズのご出身の31歳。留学生として2000年に来日され、現在は横浜国立大学大学院で国際行政の研究に携わるとともにネパール政府の公式通訳者として政府要人の通訳を担当。さらに国際交流をテーマにした講演会を各地で行われています。

 

そんなタパさんが見た日本の観光のいちばんの魅力とは、日本がとても安全な国だということ。世界を知るタパさんから見て、日本の安全性や整備されたインフラは、外国人観光客にとって、とても魅力的なことなんだそうです。

 

一方、これからの課題は、日本の多様性をもっと伝えること。たとえばハイテクな東京や横浜、伝統文化の京都だけをPRするのではなく、地方の自然や文化を外国人観光客にもっとアピールすればいいのではということでした。タパさんはネパール大使の通訳として日本各地を訪れ、その自然や素朴な人々とふれあい、日本の魅力を再発見したということでした。

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腑に落ちる日本語 腑に落ちない日本語

毎週水曜日のディスカバー・ジャパンは、「デイトライン東京」。

第一回目の外国人ゲストは、ジョークとサッカーが大好物という、イギリス出身の翻訳家・作家のスティーブン・ウォルシュさんでした。

 

スティーブン・ウォルシュさんは、イギリス、プレストンのご出身。

マンチェスター大学、ケント大学大学院を卒業後、1987年から4年間、英語教師として日本に滞在。その後、イギリスで、日本人学生を教える大学講師を務め、2004年に再来日。日本で翻訳のお仕事を手掛けるとともに、英語をテーマにした著書を出版されています。

 

この日は、わたしたちがよく使う和製英語の不思議さについて、ウォルシュさんから次々に発言が。たとえば、親子のふれあいなどでよく使う「skinship~スキンシップ」は「皮の船」となり、英語を話す方にとっては、とてもホラーな和製英語なんだそうです。正しくは、「絆」を意味する「bonding」だと言うことでした。

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東京駐留の外国人ジャーナリストが「不思議の国」を斬る

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東京に駐在する外国人ジャーナリストが、グローバルな視点で「不思議の国ニッポン」を洞察する「デイトライン東京」。

英BBC放送の名番組「デイトライン・ロンドン」にならい、外国人ジャーナリストの目で見た日本の様々なトピックを語り、解き明かします。


初回の10月6日水曜日に登場するのは?!語られるトピックは?!どうぞお楽しみに。

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