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デイトライン東京の最近のブログ記事

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『路地裏の居酒屋文化論 』   ゲスト:マイク・モラスキーさん

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今日のゲストは、JAZZと赤提灯を愛するアメリカ人!一橋大学大学院教授で、作家、ピアニストなど多彩な顔をお持ちの、マイク・モラスキーさんです。

 

飲み屋街の一角に佇む、古き良き居酒屋が、研究テーマのひとつであるモラスキーさん。その研究のため、定期的に東京周辺の町々で、暖簾をくぐってフィールドワークを続けられています。

今日はモラスキーさんがおもわずグッとくるという昭和の懐かしさを感じさせるお店についてお話を伺っていました。

 

いま昭和ノスタルジーブームで看板や内装が昭和風、大正モダン風にしてる店も多くなっていますが、モラスキーさん曰く、「戦後を生きてきた店は歴史が染みついている。暖簾も普通でいかにもノスタルジーですという押し売りはしていない。」と言うことでした。

 

また、モラスキーさんは、日曜日に赤羽付近、王子や町屋を散策し、朝から飲める店を訪れたそうです。そこは食堂風のお店で、お酒も飲めるし、定食も食べられて、いかにも下町風情だったそうです。

 

居酒屋で昼間からお酒が飲めるのは、最高の贅沢なんだそうですよ。

 

 

マイク・モラスキーさんのブログ「居酒屋探訪記」

http://blog.livedoor.jp/mora845/

 

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「どうなる?緊迫のリビア・中東情勢」 あれず・ふぁくれじゃはに さん     

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今日のゲストは、イラン人ジャーナリストのあれず・ふぁくれじゃはに さん。

去年12月に起こったチュニジアのジャスミン革命を発端に、今年になり、エジプト、リビアなど、アラブの独裁政権が次々に倒れています。また現在、シリアで大規模な反政府運動が起こり多くの死傷者が出ています。果たして、この「アラブの春」の現状、そして今後は、どうなっていくのでしょう?

 

およそ42年間、独裁を続けてきたカダフィ大佐が権力の座から失墜したリビア。そのリビアに関して、あれずさんは、「現在の問題点は大量にある武器。NATO軍のフランスなどが反政権のグループらに配った武器は、その後どうなるのか?アフガニスタン国内にある大量の武器は1980年のソ連占領時代に米国などが配ったもの。今なお、30年がたってからもアフガニスタンに安定した民主主義はこない。」と指摘。

リビアの今後に関しては、「武器の溢れるリビアで安全な民主主義政権ができるとは思えない。また、リビアのカダフィ政権が倒れることは、大きな波が中東に流れる。」ということでした。

さらにリビアの反政府運動はシリアに波及。あれずさんは、「シリアの運命はイスラエルとパレスチナの紛争だけでなく、イランの国力にも重要な影響を及ぼす。」ということでした。

 

ちなみに、あれずさんが持っている可愛いソックスは、以前あれずさんからスカーフをプレゼントされた吉田涙子アナからのお返しプレゼントです。

 

あれず・ふぁくれじゃはに HP

http://touji-shabeyalda.blogspot.com/

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「言論統制に風穴? 中国版ツイッター事情」       李小牧さん

 

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今日のゲストは、歌舞伎町案内人にして、中国人作家、ジャーナリストの李小牧(リー シャム)さんです。

世界最大、4億8500万のインターネット人口を持つ中国では、政治的な発言を含むサイトへのアクセスを遮断するなどネット上の検閲が行われ、中東の市民革命の発端のひとつとなった「ツイッター」へのアクセスも規制されています。しかし、2009年8月に開設された中国版ツイッター「新浪微博(シナ・ウェボー)」はわずか2年間で2億人のユーザーが登録。先月の鉄道事故をめぐっても当局の批判が展開されるなど情報の統制をかいくぐっていると言われています。そんな「新浪微博(シナ・ウェボー)」にアカウントを開設している李さんに「中国版ツィッター事情」について伺いました。

 

李さんが「新浪微博」をはじめたのは、中国で出版する著書「日本有病」の宣伝に使ってほしいと出版社から頼まれたのがきっかけなだそうです。当初、大震災に襲われながら必死に頑張っている日本の本当の姿を中国に伝えたいという思いで漢字140字の「つぶやき」を続け、現在のフォロワー数は2万7000を超えているそうです。

高速鉄道事故では、中国政府の対応に対する不満などがリアルタイムに投稿さ

れ、中国政権がこれまで続けてきた言論統制へ変化の兆しをもたらし、当局の

不正に投稿が集まり、爆発的に広まっているそうです。李さん曰く、この中国

版ツイッターは、中国の若者たちのガス抜きになると共に第3のメディアとし

てますます大きな影響力をもつだろうということでした。

 

李小牧HP

http://www.leexiaomu.com/about/

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「ネパールと日本 それぞれの贈り物」  ジギャン・クマル・タパさん

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本日のゲストは、ネパールと日本の架け橋!ネパール政府公式通訳者で国際交流の研究者ジギャン・クマル・タパさんです。

 

タパさんをはじめとした多くの在日ネパール人の皆さんは、東日本大震災の被災者の方々の避難所を訪れて炊き出しのボランティア活動などを行ってきました。一方、55年の歴史をもつネパールと日本の友好関係のなか、意外な贈り物があるそうです。今日は、タパさんに、ネパールから日本に贈られた友好の証についてお話を伺いました。

 

まず、インドサイがネパールから贈られています。

2001年に来日された当時のディペンドラ皇太子が日本とネパールの友好の証にとインドサイ2頭をプレゼント表明。翌年の2002年に実現されたそうです。そのインドサイがいるのは東京都日野市の多摩動物公園。今では2頭とも10歳。オスはビクラム君、メスはナラヤニちゃん。多くのネパール人、そしてネパール好きな日本の方にもビクラム君とナラヤニちゃんに会いに行ってほしいそうです。

 

また、プレゼントとは意味が少し違いますが、今年ネパール政府が創設した「ゴータマ・ブッダ国際平和賞」が田上富久・長崎市長と秋葉忠利・前広島市長に贈られました。一貫して核兵器の廃絶と世界平和を訴え続け、原爆の惨状から立ち上がり、見事に今日の発展を遂げた広島、長崎両市の市民を代表する形で、両市長が第一回目のブッダ平和賞を受賞することになったそうです。

5月17日にブッダの生誕地であるネパールのルンビニで、大統領の他、ネパールの要人の列席の下、受賞式が行われました、そして、日本でのレセプションは、7月27日、日本記者クラブで開催。タパさんはあいにく忙しくて出席できなかったそうですが、タパさんのワイフが通訳の大役を務めたそうですよ。

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「日英 夏休み事情」     ゲスト:スティーブン・ウォルシュさん

 

本日のゲストは、サッカーとジョークが大好物というイギリス人、翻訳家・作家のスティーブン・ウォルシュさんでした。

 イギリスでは1年を通して、どんよりとした曇り空で、ハッキリしないお天気。夏がとても短く、ほとんどの家にはエアコンがないそうです。

これまで夏休みというと、スペインやフランスの地中海リゾートに多くの人が旅行に行っていたそうですが、いまは不況で近場で過ごす人が多くなり「STAYCATION」という言葉もブームになったそうです。

 

イギリス国内の夏休みの過ごし方は、森や川でのキャンプ、海水浴など。多くの海水浴には「プレジャーランド」と呼ばれる遊園地があります。

ここでイギリスの子供達は一日中海で泳いだり、ジェットコースターに乗ったりするそうです。また、レストラン、パブ、映画館、ダンスホールなどもあり、雨が多いので屋内の施設も充実。イギリス北西部、アイリッシュ海に面したブラックプールはイギリス最大の保養地で、社交ダンスの世界大会が開かれることでも有名です。

 

一方、スティーブンさんは、日本の夏休みを観て、子どもたちの宿題の多さに驚いたそうです。自分は夏休みに勉強をしたことがない。いまのイギリスの子どもたちも勉強はしていないと思うということでした。

「居酒屋文化論 残念な店編」         マイク・モラスキーさん

 

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今日のゲストは、JAZZと赤提灯を愛する、アメリカ人!一橋大学大学院教授で、作家、ピアニストなど多彩な顔をお持ちのマイク・モラスキーさんです。

 

飲み屋街の一角に佇む古き良き居酒屋が、研究テーマのひとつである、モラスキーさん。その研究のため定期的に東京周辺の町々で暖簾をくぐってフィールドワークを続けられています。なかには、残念な結果に終わるお店もあるそうなのですが、それは、どんなタイプのお店なのでしょうか?

今日はモラスキーさんに「こんな店はいやだ~!」を聞きました。

 

●「応援団のようなお店」

  最近、ちょっと広めの居酒屋で、とくに若い人を相手にするような店では、客が入ってくると、とたんに近くの店員が大声で、「いらっしゃいませぇ!!」と応援団のごとき大声での大歓迎ぶりを演出するお店。

 

●「大急ぎのお店」

たとえば、席について10秒も経っていなくて、客がちょうどメニューに手を差し伸べようとしている最中に急ぎ足で駆け付け、元気あふれる声で「お飲物をお伺いします!」では、気を利かせているつもりが逆効果。

 

●「お疲れ様」のクレッシェンド

    たとえば、カウンター席に腰を下ろしたばかりのオヤジ客におしぼりを渡しながら丁寧に「お疲れ様です」と言えば、普通の客なら気分良く感じると思う。ところが、その後、店員が顔を出す度に「お疲れ様です」をくりかえしたら、「なんだ、コイツは?」と、内心思うようになる。

 

●「・・・でよろしかったでしょうか?」

 最近の居酒屋で流行っている「......でよろしかったんでしょうか」は、オヤ

ジ客にとって耳障りなセリフ。オレのように短気なオヤジなら「もういいや、ここは!」と、いきなり怒りだしてそのまま出て行ってしまう恐れもあるから、このフレーズの使用に関しては要注意。

 

 

マイク・モラスキーさんのブログ「居酒屋探訪記」

http://blog.livedoor.jp/mora845/

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「ドイツと日本 原発をめぐる市民意識」     クララ・クレフトさん

 

本日のゲストは初登場、東京の下町文化と落語を愛するドイツ人、クララ・クレフトさんでした。

クララ・クレフトさんはドイツまれの34歳。イギリスの大学で日本文学を学び10年前に来日。お仕事である通訳・翻訳業のかたわら観光で来日された外国人の方々をクチコミで案内するようになり、その模様をブログ「クララの八百八町」で紹介されています。

 

福島第1原発の事故を受け、ドイツのメルケル政権は遅くとも2022年までに国内にある17基の原発をすべて廃止する方針を閣議決定しました。そんな

脱原発の先陣を切ったドイツでは、国民のどんな考え方がメルケル政権を後押ししたのでしょうか。

クララさんによりますと、ドイツ国民は1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原発事故にトラウマがあるそうなんです。実はいまもドイツ南部での放射能は大変高く、バイエルンの森でとるキノコは放射能が高すぎて食べられませんし、キノコを食べる猪も食べられないそうです。

また、クララさんは、子どもの頃から徹底的にナチスの残酷な犯罪について学んだそうです。ドイツは、過去のことを克服することに大変な精力を注いでいて、過去に起こった誤りは絶対にもう一度繰り返さないように、一人ひとりが自分の行動に責任を持つようになったそうです。そういう意味でチェルノブイリや福島の悲劇を繰り返さないよう、国民一人ひとりがエネルギー問題に向き合うことができるのではないかと言うことでした。

 

クララさんのブログ「クララの八百八町」

http://eighthundredandeighttowns.typepad.com/

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「路地裏の居酒屋文化論  いい店の条件」 ゲスト:マイク・モラスキーさん

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本日のゲストは一橋大学大学院教授で、作家、ピアニストなど多彩な顔をもつアメリカ人、マイク・モラスキーさんです。

 

飲み屋街の一角に佇む、古き良き居酒屋が、研究テーマのひとつであるモラスキーさん。今日は、モラスキーさん流の「いい店の条件」について、お話を伺いました。

モラスキーさん曰く、最近、がんばりや元気を主張する店が多い。居酒屋は癒されに行く場所なので、そんなに元気を主張してほしくないそうです。というわけで、基本的に自然体なお店がお気に入りだとか。

次に、きちんとしたお通しを出すのが、いい店。マカロニや極少量のひじきでは納得がいかないとか。その点、関西は「つき出し」といって、お通しから気合の入った料理が出てくるそうです。

それから、一見で入ったとき、「おすすめ」をきちんと答えてくれる店がいい店だとおっしゃっていました。よく「おすすめ」が小さなホワイトボードにぎっしり書いてある店があり、何を頼んでいいかわからなくなるそうですよ。

 

東京新聞の夕刊で連載中のモラスキーさんのエッセイ「私の東京千鳥足遍歴 夏編」、次回は27日(水)に掲載されます。

 

 

マイク・モラスキー公式HPはこちら

 http://molasky.nsf.jp/

 

 

マイク・モラスキー ブログ「居酒屋探訪紀」はこちら

http://blog.livedoor.jp/mora845/

 

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「イラン 女性の人権問題」  ゲスト:あれず・ふぁくれじゃはに さん

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本日のゲストはイラン人ジャーナリストあれず・ふぁくれじゃはさんでした。

イランでは、1979年のイスラム革命以来、原理主義の政権が30年以上も続いています。そのなかで、イスラム法が国の法律となり、女性の権利は著しく制限されています。この女性への抑圧について、イラン在住の女性活動家や世界の人権団体などが抗議を行ってきましたが、当局は厳しい取り締まりを行い、依然として弾圧が続いていると言われています。今回は、そんなイラン女性の人権問題について、あれずさんと一緒に考えました。

 

まず、イランでは女性の方が外出のときに被るスカーフは、頭髪はスカーフで隠し、首まですっぽり覆わなくてはいけません。女性が国の服装規定を守っているかイランの警察当局は厳しく監視しているそうです。マハムード・アフマディネジャド大統領が掲げた監視強化政策の一環として、スカーフ、髪型、化粧、コートの長さや形まですべてが綿密にチェックされているそうです。

 

また、女性弁護士のナスリーン・ソトーデーさんは、政治犯を弁護した罪でエビン刑務所に入れられていています。9ヶ月前から逮捕されている彼女は、11年の服役を命じられています。裁判は彼女の弁護資格略奪のためで、彼女は「弁護資格がなくても、無罪で服役させられる人たちの刑に抗議する」と話したそうなんです。

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『ママより女!日仏 子育て事情!』   ゲスト:ドラ・トーザンさん

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今日のゲストは、日本とフランスの架け橋というパリジェンヌ、国際ジャーナリストにして、エッセイストのドラ・トーザンさん。そして、ドラさんの妹のミレイさんがいらっしゃいました。

ミレイさんはパリ在住で3人の子持ち。お仕事は歴史の先生。今回、ヴァカンスで子どももご亭主もパリに残し、日本に遊びに着たそうなんです。

 

今回は、ミレイさんをまじえて、日本とフランスの子育てについてトークを展開。ますミレイさんがご主人と子どもを残し、日本に遊びに来たことに邦丸さんは驚いていました。

 

そもそもフランスの中世では、自分の子どもを母乳で育てることが普通ではなかったそうなんです。中世では、子どもを自宅から離れた田舎に預け、乳母(うば)に育てさせていたそうなんです。

そんな伝統もあり、子どもが親と離れるのは当たり前で、幼いころから独立心を学び、奔放に育てる伝統があるそうなんです。

また、フランスでは、「母親はこうあるべき」「母親なんだから子どもの面倒を見て当たり前」というプレッシャーがあまりなく、フランスでは子どもが何人いても妻は妻。もっと言うと妻であるよりも女性であることを求めるそうなんです。

 

ドラ・トーザンさんの著書「ママより女」は、小学館より発売中です。

 

ドラさんのHP

http://www.doratauzin.net/

 

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