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デイトライン東京の最近のブログ記事

「日英サッカー熱事情」      ゲスト:スティーブン・ウォルシュさん

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サッカーとジョークが大好物というイギリス人、翻訳家・作家のスティーブン・ウォルシュさんです。

サッカーワールドカップブラジル大会のアジア3次予選の突破を決めた日本代表は、きのう、北朝鮮の平壌で北朝鮮代表と対戦。結果は1対0で北朝鮮に敗れ、ザックジャパンの初黒星となりました。まさに世界的に盛り上がるサッカー熱ですが、サッカーの母国イングランドではどんな歴史があり、どんな盛り上がり方を見せているのでしょうか?プレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドファンのスティーブンさんにお話を伺いました。

 

日本では、ザックジャパンやなでしこジャパンなど日本代表チームがサッカーを盛り上げているのですがイングランドは代表チームより地元のチームが大事。代表チームはオールスターチームで年間にも数試合しかなく興味があまりわかないんだそうです。

日本のサポーターはチームのユニホームを着ていて応援団が先導して応援。

一方、イングランドのプレミアリーグでもユニホームを着ている観客はいますが、それほど多くありません。また、いわゆる応援団はなく観客の応援の歌(Chant)は自然発生的に起こるそうなんです。対戦するチームや選手によってユーモアと毒舌のチャントがたくさんあり、即興でChantがスタジアムで広がったりするそうなんですよ。

 

「謎多き中国エンターテインメント事情」      李小牧さん

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今日のゲストは歌舞伎町案内人にして、中国人作家、ジャーナリストの李小牧(リー シャム)さんです。

先月の30日に閉幕した第24回東京国際映画祭でひときわ目を引いたのが、中国でもっとも美しい女優といわれるファン・ビンビンさん。彼女は、昨年の東京国際映画祭で最優秀女優賞に獲得。今年は審査員としての参加となり、開幕式のグリーンカーペットをはじめ中国映画週間への登場など中国映画の美しいPR役として大活躍しました。

李さんもファン・ビンビンさんに会うため東京国際映画祭を取材。実は彼女は、数年前に歌舞伎町で撮影したジャッキー・チェンが主演し李さんが脚本顧問を手がけた映画「新宿インシデント」にも出演していたそうなんです。

 

一方、中国の若者向けの映画や音楽は、日本ではほとんど知られていないのが現状です。中国のエンターテインメント界の実情はどうなっているのでしょうか?

中国にもアイドルグループがいるそうですが、日本、韓国、台湾のアイドルが圧倒的にファンが多く、中国独自の国民アイドルはまだまだ存在していないそうです。中国は国家として文化を発展させるために投資をして、クリエイターたちを教育しますが、日本や韓国のように好きなように作れない。中国では共産党の規制や検閲が入るから、結果的にアニメといえ、動物アニメばかりになってしまう。犬や猫とかが主人公。これが一番健全だということで作り手も冒険できないということでした。

李さんHP

http://www.leexiaomu.com/

 

「カダフィ亡き後の中東情勢」        ゲスト:あれず ふぁくれじゃはに さん

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本日のゲストは、イラン人の中東研究者 あれず・ふぁくれじゃはに さんです。

 

『アラブの狂犬』と呼ばれ、およそ42年間にわたり独裁政権を維持していたリビアの最高指導者カダフィ大佐が先月、捕えられて殺害されました。このカダフィ大佐の死は、今年の1月に、チェニジアの政変から始まった『アラブの春』に、どのような影響を与えるのでしょうか。イラン出身のあれずさんと一緒に考えました。

 

あれずさんいわく「リビア人がカダフィに対して怒っていることを理解する。家族、友人や知人が拷問などで殺された人がカダフィの拘束現場にいたかもしれない。反カダフィの国民評議会もカダフィを殺害した者を起訴する方針だ。しかし、カダフィの遺体を見るため、遺体が保管されている場所に長い列ができている。これはやはり、私はカダフィを裁判にかけるべきだったと思う。」ということでした。

 

また、カダフィ亡き後のリビアは、リビアの自由を宣言した国民評議会のトップは、気になる発言をしました。それは、「一夫一妻という法律は廃止される。利子をだす銀行はなくなる。すべてはイスラム法に基づくことになる」というもの。この演説は、1979年、イランのイスラム革命を思い出させたそうです。さらに、「反カダフィの武装した兵士がカダフィのシンパを殺したり、財産を取り上げたりすることが起これば、それもイラン革命に近いものだ。」ということでした。

あれずさんは、リビアの前近代的なイスラム化が心配だということでした。

 

あれずさんブログ

http://touji-shabeyalda.blogspot.com/

 

『ベルリンの壁崩壊から22年!いまも語り継ぐべきこと』 ゲスト:クララ・クレフトさん

本日のゲストは、ブログ「クララの八百八町」で東京のいまを発信!下町文化や落語を愛するドイツ人、クララ・クレフトさんです。

 

冷戦時代の東ドイツ当局が1961年に「ベルリンの壁」の建設に着手しから

今年でちょうど50年を迎えました。8月には、ベルリン市内の壁跡地で、当

時、西側に壁を越えて脱出しようとして射殺された市民の追悼式典が行われま

した。そして、来月の9日には、ベルリンの壁崩壊から22年を迎えます。

今日は、ドイツのクララさんと一緒に「ベルリンの壁崩壊」について考えてみました。

 

1989年11月9日に壁が倒れて、あっという間にドイツは統一。クララさんは中学生で変化を素直に受け入れたそうですが、東ドイツの大人たちは大変だったそうです。22年が経っても50年代や60年代に生まれた方はまだ戸惑いがあるということでした。

 

そして、クララさんから見ると、壁崩壊後の東ドイツと原発事故後の日本が、少しだぶって見えるそうです。

それは、今まで安全と言われていた原子力発電所が、実は安全ではないことがわかったこと。突然、放射能の心配をしないといけない親がいること。そして原発事故が起こったらどうなるか、日本人の誰もわからなかったことです。

 

「クララの八百八町」ブログ

http://eighthundredandeighttowns.typepad.com/

「被災地 ジャズ喫茶リポート」   ゲスト:マイク・モラスキーさん

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本日のゲストは,一橋大学大学院教授で、作家、ピアニストなど多彩な顔をもつアメリカ人、マイク・モラスキーさんです。

戦後の日本ジャズ史をテーマにした著書『ジャズ喫茶論』をお持ちのモラスキーさん。先週から今週にかけ、東日本大震災で被災したジャズ喫茶の店主の皆さんへの聞き取り調査のため、岩手県の各地を訪れていたそうです。

そこで今日はモラスキーさんに、被災地ジャズ喫茶リポートをお話いただきました。

そのなかで、大槌町にある岩手県最古のジャズ喫茶「クイ―ン」が津波で全壊。町役場前にあった「クイーン」の建物の痕跡はすべて消え去ったそうです。

店主の佐々木賢一さんは無事で、6月に花巻市内の雇用促進住宅に入居されたそうです。そんな中、一関市の老舗ジャズ喫茶「ベイシー」の店主、菅原正二さんらが中心となり、佐々木さんを応援するライブも企画されたそうなんです。

一関の「ベイシー」も老舗のジャズ喫茶で、質の高いサウンドを求めて全国のジャズファンが足を運び、あのカウント・ベイシー楽団のメンバーもライブを開いた名店なんだそうです。

 

(情報)

11月1日(火)東京・吉祥寺 お酒とジャズのお店「サムタイム」で、マイク・モラスキーさんのピアノライブが開催。午後7時半からの3ステージ! モラスキーファンの皆さん、ぜひお出かけください。

 

マイク・モラスキー公式HPはこちら

 http://molasky.nsf.jp/

 

 

マイク・モラスキー ブログ「居酒屋探訪紀」はこちら

http://blog.livedoor.jp/mora845/


「フランス 食文化と安全性」   ゲスト:ドラ・トーザンさん

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今日のゲストは、日本とフランスの架け橋というパリジェンヌ、国際ジャーナリストにしてエッセイストのドラ・トーザンさんです。

 

日本を愛する国際ジャーナリスト、ドラ・トーザンさんは夏のヴァカンスの間、母国フランスに帰国されていました。そのときフランス各地でワインと食の取材。今日は、その報告とフランスの食の安全性についてお話頂ました。

ドラさんはフランスの西側、スペインとの国境バスク地方へ。バスク地方とは、フランス国内での正式な地方の区切りではなくスペインとフランスの国境の地域を総称する名称。今回、生ハムの工場を見学。伝統的な製法で美味しい生ハムを作っているそうです。

バスク地方の生ハム~「ジャンボンド・バイヨンヌ」はブランド化され、他の地方では作れなくなっています。

 

また、フランスでは食の安全を考え、トレーサビリティもとてもしっかりしているそうです。食品のトレーサビリティとは、農産物や加工食品などの食品が、どこから来てどこへ行ったか「移動を把握できる」こと。

フランスでは、イギリスで発生したBSE問題を受け、1998年から政令(デグレ)によって、農家段階からのトレーサビリティを義務付けました。畜産農家から食肉の加工、販売等の段階までトレーサビリティが確保され、「農場から食卓まで(FROM STABLE TO  TABLE)」の一貫したシステムが確立さているそうですよ。

 

ドラ・トーザンHP

http://www.doratauzin.net/

「日本とネパールの政治家」   ゲスト:ジギャン・クマル・タパさん

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今日のゲストは、ネパールと日本の架け橋!ネパール政府公式通訳者で国際交流の研究者のジギャン・クマル・タパさんです。

 

先月、ネパールの元総理マダブ クマル ネパール氏率いる国会議員や官僚が来日。タパさんは、ネパール政府の公式通訳者として元総理一行に随行されました。そのなかで、タパさんは日本とネパールの政治家や官僚の方々に、どんな印象をもったのでしょうか。今回は、日本とネパールの政治家の違いや共通点について伺いました。

 

ネパール元総理と同時期に総理を務めた鳩山氏と議員会館で会談。両氏は、2008年8月にも会談をしており、その後国政が大きく変化した両国では、今や二人とも元総理に。そんな鳩山元総理は、仏陀が生まれたネパール、仏教の聖地インド、そして、仏教が根付いている日本は精神的につながっていると述べたそうです。

 

タパさん曰く、ネパールの政治家は個人主導。一方、日本の政治家がまわりのスタッフやシステムを重視する傾向があるそうです。

また、日本とネパールの政治の共通点は、何度も総理が替わっていること。

実は、ネパールも8月末に新総理が誕生したばかり。王制廃止後の新憲法を作るため2008年に議会が発足しましたが、政党間の対立で首相交代が繰り返され、バタライ新総理で4人目となるそうです。

ドラのフランスから見たニッポン

『ドラのフランスから見たニッポン』 ゲスト:ドラ・トーザンさん

 

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今日のゲストは、日本とフランスの架け橋というパリジェンヌ、国際ジャーナリストにしてエッセイストのドラ・トーザンさんでした。

ドラさんは夏のヴァカンスのあいだ、母国フランスに帰国されていました。そのフランスから、現在の日本はどう見えたのでしょうか?

 

ドラさん曰く、フランスでは日本の人気が高かっただけに、原発事故の直後、その事故の情報を正確に隠さず伝えなかったことに対する失望が大きく広がってたようです。

そのことは、国際社会のなかで、とてもイメージダウンで日本に対する不信感を生んでいるということでした。

また、国民自体ももっと怒ったり、自己主張したりする必要もあるのではなかということでした。もし、フランスで原発事故が起こり、政府の発表があやふやだったりすると、国民は怒り、デモ(フランス語では「マニフ」)を展開するということでした。

日本政府も国民も、世界に対して、もっと発信する力が必要ですね。

 

ドラ・トーザンさんHP

http://www.doratauzin.net/

デイトライン東京

知られざるイスラエル特殊部隊と格闘技』ゲスト:アヴィ・マザルトさん

 

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今日のゲストは、イスラエルのご出身,元イスラエル軍特殊部隊のコマンダーにして、格闘技インストラクターのアヴィ・マザルトさんです。

 

現在33歳のアヴィ・マザルトさんは、トルコでお生まれになり1997年にイスラエルに移住されました。その後、2年間でヘブライ語を習得され、イスラエル国防軍へ入隊。軍警察のエリート特殊部隊である100Forceに3年間所属されました。

一方、12歳から空手をはじめ、2001年には、イスラエルのナショナルチームの一員として世界空手大会に出場され2位の成績を収めています。さらに、軍隊時代に、戦闘格闘技「クラヴ・マガ」と出会い、国際インストラクターのライセンスを取得されました。

そして、2003年に空手の修行のため来日。現在は、自身の道場である東京・池袋の「コンバット・スポーツ・センター」で、クラヴ・マガと空手の指導に

あたっていらっしゃいます。

 

イスラエルの軍隊時代に出会われたクラヴ・マガとは、歴史を通じて他民族の攻撃を受けてきたイスラエルが、戦場で生き残るために、あみだされた実戦  格闘術。人間の本能的な身体能力をみがきあげ、最短・最速のセルフディフェンスを身に付けられるそうです。

たとえば、ナイフを背中につきつけられた場合、そのナイフを奪って相手をどう倒すか、拳銃をつきつけられた場合の相手の倒し方などを習います。

また、このクラヴ・マガは、伝統的な武道のように長い月日をかけて鍛錬しなくても、誰でも6ヶ月以上練習すれば、路上などで簡単に護身できるようになるそうなんです。

 

 

アヴィ・マザルトさんが、オーナーを務める格闘技道場

「コンバット・スポーツ・センター」のHPは、コチラ

http://www.combat-sports-center.com/japanese/index.html

 

 

また、アヴィさんは関東で唯一本格的なペイントボール&サバイバルゲーム「WAR ZONE」を千葉県で経営されています。

HPはコチラ

http://war-zone.jp/

『日本人の英語力』      ゲスト:スティーブン・ウォルシュさん

 

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今日のゲストは、サッカーとジョークが大好物というイギリス人翻訳家・作家のスティーブン・ウォルシュさんです。

 

グローバルな人材が求められる今、以前よりまして英語力に注目が集まっています。そんな中、英語を母国語として使用されていない44カ国・地域を対象にした英語力ランキングが発表されました。その結果、日本は44カ国中14位。これまでも言われてきたように日本人の英語力は低いのでしょうか?また、どうすれば英語力が身につくのでしょうか?イギリスと日本で講師の経験もあるスティーブンさんにお話を伺いました.

 

スティーブンさん曰く、「日本人の英語力は決して低いとは思わない。仕事で会う日本人で僕よりウマく英語を話す人が大勢いる。」ということでした。

また、「よく日本人は中学・高校と6年間、英語を勉強してうまく話せないと言うけど、それは当たり前。僕はクラスでフランス語いちばんできたのに、フランスに行ったとき全然話せなかった!でも、フランスに滞在していると次第に話せるようになった。」ということでした。

 

では,どうすれば英語が上達するのか?

それは英語を母国語とする国に半年滞在すれば必要に迫られ英語を話せるようになるように、語学を習得するには言葉を勉強するのには機会が大事。日常で常に英語に接してないとうまくならない。それには、たとえば趣味をもつ。スポーツだったり、音楽だったり、映画だったり。趣味は楽しいから英語を話すことに積極的になれるそうなんです。

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