スペシャルウォークの本日は、最強の中国人ジャーナリストコンビの登場。歌舞伎町案内人にして、中国人作家、ジャーナリストの李小牧(リー・シャム)さん、そして、日本のニュースを中国に発信されているジャーナリストの蔡成平(サイ チェンピン)さんをお迎えしました。
現在、中国版ツィッター「微博(ウェイボー)」のユーザーは4億人以上と言われ、言論統制のある中国社会に大きなインパクトを与えています。
その現状を、著書「微博の衝撃」でいち早く紹介された、李小牧さんと蔡成平さんに現在の日中関係について伺いました。
李さんによりますと、8月15日の終戦記念日に3人の閣僚が靖国神社を参拝しましたが、安倍晋三総理は参拝しませんでした。
このことについて、中国ではあまり報道されず、微博でも賛否両論の意見があったそうです。
そんな中、中国では日本が中国に対して戦争の準備をしていると多くの人が思い込み、ヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」についても、中国では「空母」だと批判の意見が相次いでいるそうです。
また、満州事変のきっかけとなった柳条湖事件が起こったのが1931年9月18日で、毎年9月18日は「抗日の日」といわれ、各地で大規模な反日デモが行われてきました。
李さんは日中関係の改善のため、今年はデモは起きないとコメント。一方、蔡さんは国内問題が噴出しているので、反日デモが起きるのではないかとコメントしました。
日中関係の見通しはどうも不透明のようです。